釣ったら驚き 日本初の魚?!種類はどんな魚⁉誰が釣ったの?

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今回は日本初の魚についてお話しします。(写真はエソという魚です。日本初の魚ではありません!)

私は、息子が大きくなってきて、
釣りにはまった時期があって、

よく遊びで多摩川へ釣りに
行ってました~

まぁ、さすがに、
素人親子なので、
釣れませんでしたが、

真剣に釣れるかどうか?
ふたりで、色んな場所へ
移動しながら、
手作りの竿で糸を垂らして、

何時間もねばった、
よい思い出です。

そんな少年だったんだろうなぁと
想像がつく、水産学研究生が、

国内では未確認の魚を釣った⁉
これはひとごとではないぞ!

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未知の魚はエソ科だった!どんな魚でしょう?

今回、鹿児島大学の
学生の中村さんが、
鹿児島の南さつま市で
釣り上げたという、

“国内未確認”の魚は、
エソ科マエソ属です。

中村さんは、
この魚の特徴、
尻尾の上のほうにある
黒い点々を見つけて、
わかりました。

お恥ずかしながら、
魚には、めっぽう無知な私・・・

エソ科マエソ属・・・
と聞いても、
ピンときません。

そんな読者にもわかるように、
詳しく載っていました!

エソ科マエソ属はこれまで、
インド洋や西太平洋など
熱帯・亜熱帯地域に
生息していると
考えられてきました。

しかし、
「マエソ」や「クロエソ」は、
鹿児島の郷土料理の
“ さつま揚げ “
の原料に使われています。

中村さんは、未知の魚が、
そのマエソやクロエソに
見た目が似ているので、
「ツケアゲエソ」
と名付けました!

息子もこんな風に、
新しい魚を発見して、
自分の好きな名前を
付けたかったなぁと
言ってます~

しかし、
中村さんの発見した魚は、
日本国内では、確認されて
なかっただけ・・・
命名はしていますが、
新種発見⁉
というわけではないんですね~
ちょっと残念・・・

でもでも~!
もし新種発見だったら、
どうだったんでしょう?

自分の名前を
付けられたんでしょうか?

 

新種を発見したら?どうしたらいいの?

魚でも何でも、
これまで
見つけられてこなかった、
新種を発見出来たら⁉

その先は
どうすればいいのかしら?
例えば「ツチノコ」を
見つけちゃったり!

@新種発見か否かの判断@

新種かもしれない⁉と、
発見した時にすぐ、
わかるとは限りません。

そうとうの知識があって、
長年研究を
続けてきているような、
研究者なら
まれにあるかも知れませんが、

そういう方々でも、たいていは、
きちんと結論を出すまでには、
相当の時間と労力を費やします。

まずは、持ち帰って、
顕微鏡などで、しっかり
じっくり観察します。

次に、
図鑑に名前がないかどうか、
調べます。

もし図鑑に載っていなかったら、
次は、論文などの文献に
目を通して調べていきます。

資料を海外にまで求めたり、
100年以上も前の、
文献までさかのぼることも
あるんです。

しかし、古い文献は
画像が薄れて来ていて、
見分けを付けるのは難しいし、

ラテン語など、なれない言語の
文献は読み解くのに至難の業。

今回の場合は、

「日本国内」では初めて!

という限定だったので、
大学で比較的早く、
わかったのでしょう。

たいていの場合、
新種発見かも~⁉
と思って、博物館や
動物園、水族館などへ、
持ち込んでも、

「この種は存在しますよ」
と言われるのがほとんど・・・

「新発見だー!」と、
あわてて登録されている
動・植物たち、

実は、昔から、
地元住民の間では、
知られた存在である事も
多いんですよね。

申請&登録したか、しないか?
ただ、それだけの話・・・
と言ってしまえば、
おしまいになります。

今回の中村さんが見つけた魚も、
実は、昔から鹿児島の
郷土料理に使われてきていて、

すでに食べていたかもしれない
のですからね~

ただ、
国内で初めてだ!
と気づけたことが、
中村さんの知識の
すごいところですね!

@新種と判明したら@

相当な労力を費やして、
めでたく新種だと判明したら?

☆学術論文を書く☆

新種を発見しても、
論文を公表しなかったら、
世の中に認知してもらえません。

「記載論文」という論文を
発表します。

色々な書き方の決まりがあり、
それに従って書かなければ
意味がありません。

〇新種の「学名」を、
ラテン語かラテン語化された
他言語で明記

「学名」っていうのは、
世界共通の学術的名前。

〇種の特徴と近似種との、
区別点を記載

〇種の特徴が分かる図の添付

〇記載に用いた標本の、
タイプ標本を指定
(採集情報と保管先明記)

この論文の内容は、

『国際動物命名規約』

に基づいて記載します。

中村さんも命名したのですから、
このような論文を
発表したのでしょう。

日本の若者で、
こういう方が育っているのは、
心強く誇りに思いますね~

☆論文を発表する☆

論文が完成したら、
学術雑誌へ投稿して、
紙媒体で出版されて初めて、
“新種”として、
発表されます。

難しいことを
お話しますと・・・

ここでは“新種“と
書きましたが、

分類学的にいうと、
「新」という文字を
使えるのは、

新しい分類群の発表にのみ、
使えて、こういう場合は、
“未記載種”と呼ばれます。

・・・ということで、

中村さんの発見は、
このような
「新種発見」の発表とは、
異なるモノで、

「未記載種」
だということですね!

やっぱり、
新種の発見には、
それそうとうの苦労が
伴うわけですよね~

どうりで、なかなか
発表できない訳だ~
息子よ、頑張ろう!

海の生物っていうのは、
未だ、まだまだほとんど、
解明されていないから、

中村さんのように、
何かに的を絞って
研究を続けられれば、

もしかしたら、
息子にだって
新種発見できる‼
可能性はなくもない‼

ただ、そうとうの臆病者の
息子は、未知の海の中に
潜っていこうという
勇気さえ、今はない・・・

今はとりあえず、
息子の心情をよく研究し、
見守ろう。

 

まとめ

魚釣り、釣れるか否かは運次第!

中村さんの発見は、
運と努力のたまもの‼

日本初の魚が釣れたラッキー♪

新種かどうか見分けられた、
研究熱心だった中村さんの努力‼

こういう若者が、
日本にいることを
知ることができて、

息子を育てる親としても、

こういう先輩が先を行って、
よいお手本になってくれると、
有難いなぁと思いました。

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