傘寿お祝いしないほうがいい?縁起が悪いと気にしている方は必見!

生活
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そういえば、
コロナでバタバタ
しているうちに、
父が「傘壽」なんじゃ
ないかと、
気が付きました。

でも、残念ながら、
1年遅かった…

それでなくても、
このご時世、
集まってお祝い
してあげたくても、
できないでいらっしゃる、
そういう方も、
多いのでは
ないでしょうか?

傘壽は、
「さんじゅ」って
読むんですね。

そんな、
こんな歳では、
ひとに聞けない、
長寿のお祝い事の、
”傘壽”にまとをしぼって、
お話していこうと
思います。

傘壽って、何歳で
お祝いするの?

お祝いしたら、
縁起が悪いって
聞いたんだけど、
大丈夫?

長寿のお祝いには、
それぞれ「色」が
あるけど、
なんでだろう?

あなたの、そんな
素朴な疑問、
こちらをお読みになって、
スッキリしてくださいね。

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傘寿はお祝いしない方がいい?祝うと縁起が悪いわけとは?

私は、全然知らなかったのですが、
傘寿に限らず、
長寿のお祝いをするのは、
縁起が悪いって、
言われていると聞いたことがあります。

しかし、それは迷信、言い伝えです。

傘壽など…長寿のお祝いをすると、
そのお祝いで、最後になり、
つまり、寿命が来てしまう…
と、言われてきました。

でも、ご安心くださいね、
傘寿をお祝いしたからって、
早死にしてしまうとか、
寿命が縮まるとか、
縁起が悪い…
というわけではありません。

もっと深く、
つきつめてまいりますと…
傘寿のお祝いをすることで、
ご本人が、自分の老いを感じて、
一気に老け込んでしまう、
落ち込んでしまう…
ということが、
心配されてのことの
ようですね。

ご本人が、
信じているようでしたら、
祝われるのが、かえって、
気分を悪くさせてしまいそうですね。

あくまでも、
お祝いをされる方の、
お気持ちを1番に考えて、
周りばかりが、盛り上がって、
お祝いムードにするのは、
やめてあげたいものですね。

そもそも、「寿」には、
「長命」という意味が
こめられています。

奈良時代、
聖武天皇が、
40歳を迎えられるのを、
祝して、記念として、
お祝いしたのが、
始まりと、言われています。

江戸時代からは、
だんだん、一般庶民の間でも、
お祝いするようになって、
今に至っている…
と考えると、
ここまで、脈々と
受け継がれた「命」への、
感謝的な意味合いの方が、
大事にされてきたように
感じられます。

そう思えば、
縁起が悪いなんて発想には、
至らないなあと、
私は思います。

自分が、
祝ってもらう方だったら、
恐縮しちゃいますけどね。

傘寿は何歳で祝う?満年齢では?

長寿お祝い

ズバリ、結論から、
申し上げましょう。

《今年、2023年(令和5年)
に傘寿になる方》

*数え年で80歳のお祝いする方
=1944年(昭和19年)

*満年齢で79歳のお祝いする方
=1943年(昭和18年)

長い人生を、ここまでよく、
長生きされたという、
祝福や尊敬のの気持ちと、
その方の命があってこそ、
その後の、私たちの命がある
という、感謝の気持ちを込めて、
お祝いするのが、
長寿のお祝いの意味です。

昔ながらのやり方では、
「数え年の誕生日」に、
お祝いするものでしたが、
この頃は、
年齢の数え方が、
わかりにくいので、
満年齢で祝う人も、
増えてきましたね。

傘寿は、
80歳のお祝いで、
「傘寿」という
漢字の成り立ちが、
由来となっています。

「傘」の漢字の略字が、
「八十」と読めることに
なぞらえて、
八十歳のお祝いを、
「傘寿祝い」と、
命名したのです。

それでは、
「数え年」って、
どうやって数えるか?
ご存じですか?

生まれた時を、
1歳と数えて、
そこから、お正月を、
迎えるたびに、
ひとつ年を取る…
という数え方をします。

ちょっとばかり、
わかりづらいですよね。

例えば…
私は、10月生まれですが、
10月に「1歳」で、
1月には、
3か月しか経ってませんが、
もう「2歳」になる…
ということですよね。

この数え方には、
お母さんのおなかの中で、
赤ちゃんは、
十月十日(とつきとうか)
育っていって、
誕生するので、
その期間も年齢として考えて、
生まれた時には、
1歳を迎えている…と、
数えるようになったものです。

お正月を、
「お年取り」
言いますよね?

あれは、年の初めに、
みんな、1歳年を取る…
ということだったんですね。

わたしの両親は、
信州の生まれですが、
長野県では、
年越し行事を、
「お年取り」と呼んで、
お祝いするんですね。

まず、大晦日には、
それまでの1年の、
無病息災に感謝しつつ、
数え年でひとつ、
年を取ることを祝って、
縁起のいい料理や、
おせち料理を準備して、
盛大に、その年の最後の
晩餐を、みんなで楽しみます。

おせちも、大みそかに、
食べていました。

関東出身の主人と、
暮らし始めてからは、
大晦日の夜には、
家族みんなで、
年越しそばを食べて、
質素な感じの、
年越しをするように
なりました。

私が、信州人の流れだから、
お正月にひとつ、
歳をとる…っていうのが、
普通に頭に入ってくる
んですね。

年齢の数え方が、
誕生日でカウントする
ようになって、

満年齢、つまり、
年が変わるごとに、
ひとつ歳を重ねる、
数え年の数え方が、
失われつつあるのでしょう。

私が幼少の頃から、
親族全員、子どもも大人も、
本家へ集まって、
大みそかの為に、
みんなで準備して、
早めからお夕飯を食べはじめ、
除夜の鐘が鳴るまで、
お祝いしていました。

*鯉こく
⇒大晦日に、
「年取り魚」を食べる
という習わしが
あります。
特に、滝登りをする
「鯉」は、縁起物
でした。
*筑前煮
*田作り
*黒豆
*栗きんとん
*紅白おなます
*紅白かまぼこ
*伊達巻
*昆布巻き

この大量な料理を、
嫁でも孫でも、
みんな、女子は、
台所に呼ばれて、
狭い台所で右を左へで、
大騒ぎで料理したり運んだり…
大みそかの風物詩でしたね。

男衆は、
子どもは遊び、
大人はお酒を飲み、
この晩だけは、
どんちゃん騒ぎも、
無礼講でした。

仙台では、
12月29日から、
大晦日までの、
歳神様との共食と
とらえる期間と、
新年を迎えるための、
すべての行事のことを、
合わせて「お年取り」
というそうです。

話のついでですが…
小正月に、
お正月飾りや書初めを、
焚き上げる行事、
「どんど焼き」も、
「お焚き上げ」と
呼ばれていたりする、
長野県の風物詩です。

あなたの田舎は、
どうでしたか?

こうした、
地域に根差した、
古くから伝わる行事は、
それそのものより、
それをやることで、
家族のきずなが強まることを、
大事にした「日本のこころ」が、
息づいているように
思えてきました。

そもそも、
長寿のお祝いは、
奈良時代ころから…とも、
室町時代から…とも
言われてきました、
日本古来の行事と
されています。

中国の風習で、
*元服
*婚礼
とおなじく、
“三代祝儀”のうちの
ひとつと、
言われてきましたが、
それは、
還暦や古希だけ
なんですね。

77歳の喜寿以降の、
長寿のお祝いは、
日本発祥のお祝い
になります。

あの、
いろんな「色」の
ちゃんちゃんこを着る、
お祝い行事ですよね。

祝われる側は、
すこぶる恥ずかしい…
でも、家族みんなで、
つどい、喜び、
感謝し、笑い合う、
こころの通い合う
行事として、
大事に伝えられてきた
モノなんですよね。

そう思うと、
私もあなたも、
命の歴史の真っただ中に、
生きていることを、
祝わずには、
いられませんね。

 

傘寿のお祝いの言葉やお祝いの仕方は?

お祝い

私はちょっと、
おおげさに
お祝いされるの、
恥ずかしいですね。

先ほども書きましたが、
お祝いされる方が、
本当に喜ぶことを、
してあげたいですね。

お父さん、お母さん、
おじいちゃん、おばあちゃんが、
傘寿を迎えるあなた…
今のご時世もあるし、
「どうお祝いすればいい?」
って、迷っていらっしゃる
ことでしょう。

日本の平均寿命が、
男性=80.79歳、
女性=87.05歳
の時代です。

たくさんの方々が、
お祝いされて、
さまざまなお祝い方法が、
あって当たり前ですね。

日にちひとつ取っても、
お正月に、親族、
集まっている時に、
する方もいらっしゃれば、
お誕生日にしたり、
私の場合は、
父の傘壽を、
お盆に合わせて
開催しました。

その時、
取り仕切ったのは、
長男でしたが、
お祝いする場所を、
両親のお見合いをした、
旅館の、お見合いした
お部屋で、行いました。

この時ばかりは、
粋な計らいに、
弟を見直しましたね。

いよいよ、
お祝いの言葉…
どうするか?
ということになった時、
孫たちに、
考えさせよう♪
と決めました。

ちゃんちゃんこは、
父が、こころから、
拒絶したので、
やめました(笑)

気持ち、わかります。

還暦のときは、
赤いちゃんちゃんこを、
着ますが、
傘寿にも色があります。

*紫
古希や喜寿と同じで、
高貴な色であることから。

*金・黄
米寿と同じです。

黄金の稲穂の色に
かけて、米寿の色…
と言われていますが、
おめでたい色でも
ありますので。

ちゃんちゃんこの代わりに、
名前入りTシャツを、
プレゼントしました。

そして、孫たちから、
歌とダンスのお祝いも♪

とにかく、
お金をかければいい
っていうもんじゃなくて、
こころを込めていれば、
どんなお祝いの仕方でも、
いいんですよね。

あなたのご家族、
オリジナルのお祝いを、
祝われる方のお気持ちを
1番に考えて、
喜んでもらえる行事に、
できるといいですね。

お祝いはきずなの歴史♪ 「傘壽」で家族みんな、健康を祝おう!

生まれた日を「1歳」と
数える「数え年」、
生まれた日を「0歳」と
数える「満年齢」、
どちらでも、どっちも?
お祝いして、
80年生きてこられた、
一族の長の命を、
いつくしみ、
自分の命あることを、
感謝して。

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