お墓参りって、
ご先祖様への
感謝と供養をこめて、
できれば、頻繁に
行ってあげたいと
思いますね。
でも、わが家は、
お墓が遠いので、
いつでも行けるわけでは
ありません。
ですので、
お盆やお彼岸には行けず、
気になりながらも、
失礼してしまっています。
兄弟は、
命日の度に、
お参りへ行ってくれますが、
お墓参りって、
いつ行っても、
いいんでしょうか?
その辺りを、
見ていきましょう。
まずは疑問解消から!お墓参りの時期と頻度
結論から言いますと、
時期も頻度も、
特にきまりは
ありません。
あなたの気持ちさえあれば、
いつ行ってもいいですし、
どうしても行けなくても、
引け目に思わなくて
いいんです。
私も、
お盆だから、
どうしても行かなければ!
という暗黙の風習が
染みついていたので、
わざわざ車で1時間も
かかる道のりを、
酔いながら、
我が子に授乳しながら、
頑張って行ってました。
お墓のおじいちゃん、
おばあちゃんも、きっと、
「そんな無理してまで、
来んでもいいよ~」と、
いつでもそばで、
笑っててくれてた
気がします(*‘∀‘)
どちらかと言えば、
お墓というところは、
亡くなった方より、
残された者が、
寂しさを癒やし、
気持ちを落ち着ける、
よりどころ…
みたいな場所だと
思います。
逆に、
行ってはいけない時期も、
特にきまりは、
ありません。
私の両親は、
仏滅の日にお墓参りしては、
縁起が悪い…と、
日にちを変えていましたが、
中国の風水の考え方で、
仏教徒は関係ないので、
気にすることは
ありませんよ。
まぁ、私の両親のように、
気持ち的に嫌なら、
無理して行く必要も
ありませんが(・_・;)
しきたりを重んじる
年配者が一緒のときには、
その意見を、
尊重した方が、
無難ということですね。
こうした、
昔ながらの風習は、
年配者から受け継がれるモノ
ですから…
お墓参り便利帳♪お墓参り おすすめ時期 一覧
とはいうものの、
いつでもいいって言われると、
かえって迷いますね(;^_^A
そんなあなたへ、
《お墓参りに最適な時期の一覧表》
@お盆
日本では、
お盆の時期に
ご先祖様が帰ってくる
と言われてきました。
それで、
亡くなった方の霊を
お迎えするために、
お供え物をしたり、
その地方ごとのしきたりで、
儀式を行うところも
ありますね。
お墓参りも、
その儀式のひとつに
なっているんです。
@お彼岸
お彼岸は極楽浄土と
言われてきた、
西方のかなたにあると
考えられてきた
ところです。
その一方、
お彼岸の反対、
つまり、
煩悩に苦しむ現世、
この世を意味する岸は、
此岸(しがん)と
考えられています。
それで、
日が真東から昇り真西に沈む
「春分の日」と「秋分の日」は、
此岸と彼岸の世界が、
通じやすくなると言われ、
ご先祖様の供養をする
お墓参りをするように
なったと、言われています。
@年末年始
本来お正月は、
新しい年に、
歳神様とご先祖様を
お迎えするために
用意を整える…
という意味があります。
なので、意外と、
お墓参りに行くのに、
もってこいと
言えますね。
わが家のように、
年末年始に、
帰省で実家に帰ったり、
親せきが集まれる
ちょうどいい機会です。
田舎を離れていて、
なかなかお墓参りも
できないようでしたら、
お正月休みに、
行くと良いですね。
お正月に、親戚一同で、
お墓参りすることで、
ご先祖様にも、
一年の報告と感謝を
お伝えすることが
できますよ。
最近では、
新年の挨拶の一環として、
お墓参りをされる方も、
いらっしゃるんです。
嫁が増えたよ♪
孫が増えたよ♪
っていう報告を、
1年の始めにするのも、
いいもんじゃ
ありませんか(^_-)-☆
@命日
=祥月命日
仏教の習わしでは、
毎年、祥月命日に、
法要を開いて、
供養する風習が、
あります。
@月命日
毎月の、
故人がなくなった日と
同じ日日に当たります。
あとは、
わが家では、
出産、入学、
就職、結婚…と、
節目ごとに、
報告するために、
お墓参りに行く
習わしがあります。
《お墓参りに最適な時間帯》
先ほども書きましたが、
昔から続いてきた
風習には、
その地方地方で、
行い方が違ったり、
時間帯も、良い時期
というのが、
きちんと決まっている
ところもあります。
夕方は、
魔物が動き出す時間帯、
夜は魔物の時間帯だから、
参拝しないほうがいい…
とも言われていますが、
これは、きっと、
足元の悪さにも
一理あるんだと思います。
*お盆*
お盆のお墓参りは、
「お迎え」と「見送り」が
あるのをご存じですか?
私の両親の田舎では、
きちんと両方、
やってきました。
その都度、
ベストな時間帯が違います。
*お迎えとは…
8月13日お盆初日に、
ご先祖様を、
家の仏壇へお連れするために、
お墓まで迎えに行きます。
くことです。
お迎えは、
早い方がいいと
言われていますが、
ご先祖様は、
玄関で焚く「迎え火」や、
提灯の明かりを頼りに、
帰ってくる…
と言われているので、
あまり日の高いうちには、
お迎えに行きません。
午後3時から5時まで
に行くのが、恒例です。
*見送りとは…
8月16日お盆最終日に、
ご先祖様を、
家からお墓まで
お見送りをします。
す。
見送りのお墓参りは、
遅い方がいいと、
言われています。
午後5時から7時まで
をめどに、
玄関で送り火を焚いてから、
提灯を掲げて
お墓参りをします。
灯籠を川へ流す
「精霊流し」を、
行う地方もあります。
私の両親の地方では、
8月18日に、
花火と一緒に
行います。
*お彼岸*
お彼岸のお墓参りは、
お盆ほど、
時間帯を気にしなくて
大丈夫です。
気候的に、秋は、
だんだん日が短く
なってきますから、
午後5時ごろには、
済ませたほうが
いいでしょうね。
お墓って、
足元が悪いところが
多いですから。
*年末年始*
お正月のお墓参りは、
神社への初詣と、
日にちを変えた方が
無難です。
神社の神様は、
死のけがれを嫌う…
と、言われているんです。
年末年始以外でも、
お墓参りをした後に、
神社へお参りに行くのは、
タブーとされています(・・;)
息子が幼少の頃、
神社やお寺が好きで、
どっちも行っちゃってましたが。。
日本人の常識 お墓参りの仕方マナー
お墓参りの仕方も、
学んでおきましょう(^O^)/
私の両親の田舎の
手順で、失礼します<m(__)m>
《持ち物》
~五供ごくう~
お墓参りに
必要なモノのこと
・花=生花
・香=お線香
・灯燭とうしょく=ろうそく、マッチ
・飲食=お供え物
・水
仏さまは、
香りを召し上がる
そうですよ~(^ω^)
だから、
まず、お花とお線香が、
大事なんですね~
この、五供を、
仏壇へお供えする際、
タイミングは「朝」なので、
お墓参りも午前中がいいと、
そういう考え方が、
あるようです。
《お参りの仕方》
①事務所で柄杓や手桶を借りて、
お墓へ向かいます。(水も汲みます)
②墓前でまず、
手を合わせてお参りして、
ご先祖様にご挨拶します。
③お墓を綺麗に磨いたり、
(父はお酒でやってました)
雑草を抜いたり、
水鉢の中をキレイにしたり、
掃除をします。
④掃除が終わったら、
花入れに花をいけて、
水鉢に水を入れます。
③掃除した際に出た、
枯れ枝などを燃して、
お線香をともして、
香炉に立てます。
㊟お線香の火は、
口で吹き消しては
いけません!
仏様の前では、
「口は災いのもの」
人間の口、息は、
キレイではないモノ
と扱われているからです。
④年配者から、
手を合わせて
お参りします。
㊟お花のほかに、
お供え物もした場合、
持ち帰るのが、
マナーです。
腐ってしまったり、
動物がたかりに来て、
お墓が汚れるからです。
以上で、
お参りは終了です。
堅苦しく、
手順という程のことも
ありませんよね?
自然とやっていること、
供養の気持ちがあれば、
するだろうことですね。
そんなに順番とか、
生真面目に考えすぎずに、
ご先祖様を思う気持ちが
あらわれていれば、
いいと思いますよ!(^^)!
お墓参り…行く時期・頻度に決まりはなかった!
日本人は昔から、
ご先祖様を敬い、
故人を偲び、
感謝をする気持ちで、
ご先祖様のお墓参りをしたり、
お仏壇に手を合わせたり
してきました。
その気持ちさえあれば、
むしろ、しなければ
いけない時期、頻度を
気にしながらの義務よりも、
供養する気持ちで、
いつでも、何度でも、
お墓参りや
お仏壇へ手を
合わせたいものです<m(__)m>
昨今、
多忙だったり、
コロナのことで、
頭がいっぱいのご時世…
お墓参りをしている
暇もないと言う前に、
気持ちだけでも、
ご先祖様や仏さまに、
合掌してみましょう、
気持ちがスーッと
落ち着きます。