コンビーフの缶詰が終了?ぜんまいでねじねじする開け方の枕缶が無くなる?!

おいしいもの
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私の父が、製缶会社で
働いていたので、
社割でよく缶詰を
食べていました。

中でも、子どもの楽しみは
コンビーフの缶詰!
ぜんまいがついてて、
ねじねじ巻いて開けるのが
面白かったです~。

そのコンビーフの缶詰が
新しく生まれ変わる??
そんなニュースが、
2020年に入ってすぐ
コンビーフの会社、ノザキから
発表されました!

ねじねじできなくなる??
こりゃ、一大事だ‼

 

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コンビーフの缶詰 あのねじねじする缶詰は枕缶という!

缶詰にも、いろんな造りや材質があって、
コンビーフの缶詰のつくりは
枕缶・・・といいます。

さてさて、そこで「枕缶」
どうして、枕缶が
無くなってしまうのか?

ヤフーニュースでも、
コンビーフの枕缶がなくなって
しまうとのことで、
枕缶コンビーフが高騰している
ということです。

やはり、なくなるものには
価値がでてたかくなってしまうんで
しょうね…。

どうかとは思いますが…

枕缶は台形ですよね?
なぜかというと、
面積が大きい底から肉を
詰めることで、缶の中の
空気がうまく抜けながら
詰められるので、
肉の酸化を防いで、
保存性を高められるから!

コーンビーフ缶が日本で
発売された1950年から
台形=枕缶です。
丸い普通の形でも
制作されましたが、
断然、台形が人気でした。

この台形の缶を作る
製造ラインが、もう
古くなって限界にきて、
やむなく終了するはこび
となったんです。
何しろ、100gの枕缶を
製造しているのは世界でも
日本だけなんです!

だから、世界にはまだまだ
枕缶、コンビーフ缶は
あって、ウルグアイ産の
大きい340gのコンビーフは
これからも販売されます。

缶は、金属板の容器のことで、
その種類・商品も多種多様!
缶はほとんどがぶりき(鉄)
でできていて、リサイクル率が
100%と非常に高い容器なんです!

大きく5種類にわけると
・一般缶…
せんべい缶・茶葉缶などの
食べ物用と、・ペンキ缶・
インク缶などの化学薬品缶
があります。

・缶詰缶…
水分の多い食品を密閉して
空気はもちろん、
光も菌も入るのを防いだまま
加熱処理するので、中身を
安全に長期間保存できます。

・一寸(18L)缶…
主に、業務用の食用油や
塗料の容器に使われていて、
密閉性が高いので、中身を
長期間安全に保存できます。

・ドラム缶…
業務用のオイルや化学薬品
を長期間安全に保管するのに
適しています。

製品のサイズや形状もさまざま・・・

主に印刷缶・無地缶・既製缶の3種、
形状は、丸缶・角缶・変形缶があって、
それぞれ組み合わせてオリジナルの缶を
つくることができます。

なので、オリジナルの缶を
作ることができて・・・

〇お客さんの目を引いて
関心を持ってもらう
きっかけを作り、
見る人の購買意欲を
印刷デザインで高める

〇缶パッケージで、
その商品のイメージや
お店のイメージを
認知してもらう

〇缶はただの容器ではなく、
大切なお客様へ、
商品のつくり手の方の
気持ちを伝え、つなぐ

〇お客さんを楽しませる
缶造りで、お店や商品の
フアンを増やす

〇湿気や割れによる劣化から
中身をを守り、おいしさを
長く保って、お客様へ、
楽しんでもらいたいという想い
もいっしょに届ける

私は子どもの頃、よく
街のお祭りに行って、
父の会社が出している露店で、
好きなものを缶詰に詰めて、
可愛いパッケージに入れて
もらいました~

万博のタイムカプセルなども、
こんな缶詰のよさを生かした
おもしろい企画ですよね?

戦後まもないころ、まだ
国内の物資が不足していた中、
「野崎産業(株)」が初めて
国産コンビーフとして発売!
製造を委託した工場は
山形にあって、なかなか物資が
手に入らない時でしたが、
山形周辺には牛が沢山いたこと、
食塩、瓶が手に入りやすかったことで、
「日東ベスト」で試作を繰り返し、
1948年に「ノザキのコンビーフ」が
発売できることになったんです!

発売開始から70年・・・
そんな歴史があったんですね~
そろそろ、機械も限界にくるのは、
仕方がないですよね?
しかも、枕缶はコーンビーフのみ
しか使われてきませんでした。
前述したように、
広い面から狭い方へ詰めていくことで、
腐りやすいコーンビーフの酸化を
防ぐのに、最適な形だから、
世界的にも使われてきました。

枕缶に代わる新容器は‼
『アルミック缶®』
イージーオープン缶の、
シールぶたなので、
こどもでも、左利きの方でも
お年寄りでも簡単に開けられます。

発売日は3月16日‼

 

じゃあ、その「コンビーフ」ってそもそも何?日本で人気なの?

今回の騒ぎ(私個人的に)は、
枕缶が・・・あのねじねじの
巻き取り缶が無くなっちゃう!
っていうショックです!

でも、中身のコーンビーフは、
無くなったら困るの?
日本でそんなに人気なの?

コーンビーフは、
牛肉100%(オーストラリア産・
ニュージーランド産)

英語でCorn Beefと書いて、
Cornは粒の粗塩のこと、
訳すと「牛の塩漬け」
という意味ですね!

どうやって作るのでしょう?
まず切って、脂身・筋を取り、
塩で48時間も漬けることで、
コーンビーフ独特の味わいが
熟成されます。

その後、ほろほろになるように、
高温&高圧で長時間煮ます。

肉をほぐしながら筋を取り、
塩・砂糖・調味料を混ぜ、
缶の大きい側から敷き詰めて、
空気を抜きながら入れていきます。

缶を密閉して、もう1度、
高温&高圧で殺菌します。

高温&高圧殺菌してあるので、
缶を開けたらすぐ食べられるんですね!

  • コンビーフって、どんな料理?
    もともとは、船乗りの保存食で、
    高級牛を使うんではなく、
    安い牛の部位を使って、
    加工して作られました。

最初に枕缶にしたのは、
アメリカの食品会社(1875)で、
ギュウギュウ詰めの牛を、
取り出しやすいように!
というのがきっかけでした。

 

コンビーフとスパムの違いって何?

私の友人に、アメリカ ミネソタ州
出身&在住の方がいます。

その方に、ミネソタ旅行の時、
ミネソタ名物「スパム」のことを
初めて教わりました。

「スパム」は、ランチョンミートと
呼ばれていて、豚や牛のひき肉を
料理したモノ=ハムの中身
のようなモノを、腸詰じゃなくて、
缶詰にしちゃったという商品!

「スパム」は商品名で、もともとは
アメリカ軍の保存食でした。

迷惑メールとは違います!

アメリカの方々にとってスパムは、
懐かしい味のようで、子どもの頃に
よく食べたなぁと話しながら、
焼いて出してくれました。

缶詰から出すと、缶の形のまま、
出てきます、皮なしハムみたい。

ハムよりも柔らかい食感で、
塩と香辛料が効いていて、
これでご飯が食べられるなぁと
思いました。

アメリカではパンケーキに添えたり、
焼いてパンにはさんだりして
食べます。

ミネソタ州のオースチンに、
スパムミュージアムがあります。
https://www.spam.com/museum
次回はそこへ行ってみたいです。

さて、それに比べてコーンビーフ!

こちらは、作る過程を見ても
わかるように、缶から出すと
ほぐれています。

そしてスパムが、ほとんど豚を
使っているのに対して、
コーンビーフは牛100%!

ほぐれているので、
そのままサラダに和えたり、
オムレツにいれたりして
使える商品ですね。

ただ私は、子どもの頃から、
脂っこいぼそぼその食感が、
申し訳ないけど苦手でした…

そんな声に応えて・・・
コーンビーフも今や、
いろんなラインナップが
あるんですね~!

「山形県産牛コンビーフ」
山形県産牛肉のみ使用の
高級コンビーフ。

あらくほぐして、
手で詰めることで、
より牛肉の旨みと食感を
引き出しているのがポイント!

「熟成コンビーフ」
赤身の牛肉を天日塩と
11種のハーブで
3日間塩漬して熟成。

牛肉本来の旨みを引き出し、
しっとりとした食感。

「ニューコンミート」
馬肉を80%使い、牛肉を
減らして低価格にした商品。

しかしその味わいは、
風味・うまみも、ほとんど
コーンビーフと変わらず、
しかも栄養価が高くなって、
アミノ酸の含有量が多い!

「コンビーフ EO缶」
使いきりサイズで食べやすく、
枕缶ではなく、
イージーオープン缶採用で、
開けやすくした商品。

「脂肪分ひかえめコンビーフ」
私みたいな人のために、
脂肪分を50%以上抑えた
ヘルシーな商品。

「ご飯にめちゃいける
ノザキの和風コンビーフ」
ショウガと醤油の味付けの
和風コーンビーフ!
全然興味なかったので、
これまで見向きもしなくて、
こんなに増えてるって
知りませんでした~

日本で、そんなに
食べられているんでしょうか?

コーンビーフ発売以来の販売個数は‼
代表商品「ノザキのコンビーフ」と
「ノザキのニューコンミート」合わせて
9億577万個‼

これは、ほかの缶詰と比べて、
多い方なのか少ない方なのか、
わかりにくいですが・・・
日本の方々も、結構好んで
食べてきたことがわまりますね。

私個人的には・・・
スパムの方が好きです♪
スパムはアメリカ軍基地のある
沖縄でよく食べられていますね。

 

まとめ

コーンビーフのあの独特の
形の缶詰「枕缶」の台形は、
コーンビーフだけの形です。
腐りやすいほぐし肉の
酸化を防ぐために、
面積の広い方から、
狭い口の方へ詰める
コーンビーフに適した形です。

しかし、100gの枕缶は、
世界でも日本にしかなく、
その製造ラインが
発売開始から70年で老朽化。

残念ながら、コーンビーフは、
3月16日から、枕缶では
無くなってしまうことに
なったのです。

コーンビーフは、英語で、
塩漬け牛肉の意味。

ほぐれていて、高温高圧
されているので、開けたら
そのまま食べられるし、
サラダなどに和えられます。

その人気は、商品の
ラインナップの増えに
反映されていて、
缶が変わっても、
変わらずに、人気を
保てることを願います。

私も今度、食べてみようかな?