お墓参りにお供えの花なしでいいの?時代に合わせた形式に変化!

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私は以前、
どうしても、
電車の時間などあって、
早朝にお墓参りしないと
いけなくなった…
ということがありました。

もちろん、まだ、
お店も開いていない
午前8時…

田舎でしたから、
お店自体、
なかなか
ありません。

そんな時は、
無理してお墓参り
しなくてもいいのかな?

いや、手ぶらでも、
お花が無くても、
とりあえず、
お墓参りは、
した方がいいのかな?

これから、
お話していきますね。
ご覧ください♪

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知らないと恥⁉お墓参りに花なしはマナー違反?

日本の家庭では、
ほとんど校庭の行事、
お墓参り…

日本の企業、施設
学校などが、
「お盆休み」と、
大大的に
長期休みにするほどの、
行事ですね。

でもはたして、
どれくらいの人が、
正しいお墓参りのマナー
知っているでしょう。

例えばもし、
お花を持たずに、
お墓参りに参加したら、
非常識でしょうか?

答えは…
近年、そうでもなくなって
来ていることがわかりました。

そもそも、お墓参りの風習は、
縄文時代から始まります。

青森県で発掘された
「三内丸山遺跡」は、
縄文時代の遺跡です。

この三内丸山遺跡…
「日本人のお墓の原点」
だったんです。

そう言われるように
なったのには、
発掘したからこそ
わかった、縄文人の
暮らしがあったからです。

遺跡発掘の時に、
同時に、
その遺跡周辺に住んでいた
人々の集落跡まで発掘
されました。

そこから見えて来たモノは…

海から村へと続く
道々の道路沿いに、
たくさんのお墓が
作られていることが
わかったんです。

人々は、
海へ漁に行くとき、
漁を終えて帰ってくるとき、
そのたびに必ず、
お墓の前を通ってから、
集落にかえっていく
道筋になっていたんです。

その村人たちはみな、
海からの恵みを
村に持ち帰る時に、
ご先祖さまや
亡くなった家族に、
「今日は大漁だった、
ありがとう」と、

感謝したり、
捧げものをしたり
しながら、
暮らしていたのでは
ないでしょうか?

昔、漁と言ったら、
今以上に命懸け…
漁へ行くときも、
「今日も漁に行ってまいります、
守ってください」って、
願掛けて行ったに、
違いありません。

現代同様、
お墓というモノに、
生き残った者が、
亡くなった方を
しのび、語りかけて
いたんですよね。

そして、これまた、
すごい発見が、

子どものお墓は、
大人のお墓とは別に、
自分たちが暮らす、
家の周辺に、
作ってありました。

これはきっと、
お父さんお母さんの
そばにいて、
まだまだ
甘えたかった盛りの
我が子を、
いとおしく思う親心
ではないでしょうか?

そんな縄文人の、
愛情深い暮らしを思うと、
涙が出てきました(T_T)

お墓としての
役割の原点が、
遺跡発掘によって、
縄文の時代から、
現代へ伝えられるなんて、
すごいですね、ご先祖様。

話は長くなりましたが、
そういう思いで作られる
ようになったお墓を、
お参りするということに、
お花やお線香が無いと、
非常識だという目くじらは、
かえって、むなしく
響きませんか?

常識って、元来、
その時々で移り変わり、
その世、その代にあった
形式に変わって行って
良いモノなんですよ。

近年は、
核家族化が進み始めて、
ゆうに四半世紀は
超えています。

実家の近くにあるお墓に、
通うには、
住まいが離れてしまい、
なかなかお墓参りに
行くチャンスが
無くなってしまって、
ご無沙汰…という
現実があります。

縄文時代は、
暮らしのすぐそばに、
お墓があって、
毎日お参りができたので、
お花屋お供えも、
腐ったり、痛んだり、
枯れたりする前に、
新しいモノを
お供えできました。

つい最近の、
戦前くらいまでは、
そうだったでしょう。

そのころの暮らしと、
こんなに
変わってしまったのに、
恒例行事だけは、
かたくなに、従わないと
いけないというのは、
無理がありそうです。

ただ、私も経験しましたが、
親族の皆さんが、
お花を持ってきているのに、
私だけなかった時、
居心地の悪さはありますね。

でも、マナーって、
世間体や周りの目を
気にするための
委縮させるものではなく、
周りを思いやるこころ
ですよね?

その時、そっと、
親戚のおばちゃんが、
「一緒にお供えしましょ」
と、お花を
わけてくれました(*’▽’)

こういうやり取りを、
お墓の中で見ている
ご先祖様は、
1番喜ばれるのでは
ないでしょうか?

社会的な荒波、
戦争を乗り越えた
おおらかな情緒をお持ちの、
日本人本来の、
思いやりあふれる、
親戚のおばちゃん…

この方のように、
社会的な背景が
どんなに変わって行こうと、
柔軟にとらえて、
その場、その時に、
最善のことができれば…

そういう気持ちを、
お墓参りという
行事の中で、
年寄りから若者へ、
受け継いでいく場が、
本来のお墓参りの
大事な意味なんじゃないかな?
と、この時感じました。

また最近では、

私のように、
配慮が足りずに…
ではなくて、

実際に、
お墓参りに線香やお花を
持っていかない方が、
実はいらっしゃいます。

それは、
先ほども書きましたが、
昔はお墓が、
住まいのそばにあって、
毎日お参りしたものですが、

最近では、
お墓から離れて住む人も増え、
だんだん「お墓参り」という
慣習が薄れてきているため、
もっと気軽に、
お墓参りへ来てくれたら、
お花やお線香無しでも、
大丈夫だから…という、
お寺側の思惑があります。

それから、また、
お寺側のことですが、

なかなかお墓参りを
してくれなくなったことで、
特に野外のお墓ですが、
お墓が荒れ果ててきて、
管理が大変なので、
生花やお供え物は、
控えるように…
というお墓も、
増えてきているようです。

お墓参り=掃除ですよね。

だから、お墓参りするたびに、
枯れたお供えのお花や、
雑草のゴミが、
たくさん出るので、
お墓の衛生管理も、
大変でしょうね。

新常識!お墓参りのお花は持ち帰る♪

お墓参りに、
なかなか行けなくなると、
お墓の状態が、
心配になりますよね?

誰か、
掃除に行って
くれてるのかな?って…

もう、
随分前からですが、
お供え物は、
動物の被害にあったり、
腐ったりするので、
「供えたら持ち帰る」
が、定着してきました。

しかし、お花は、
お墓を飾り、
香りを召し上がるという、
仏さまに差し上げたまま、
帰ってきますよね?

お盆のお墓参りのように、
2回近い時期に、
お参りができるとか、
近所の住んでいて、
頻繁にお参りできるなら、
良いと思いますし、

霊園によっては、
お花の手入れなどを引き受けて、
お花が枯れたら処分してくれる
という霊園もあるそうですが…

そのまま1年も、
お墓参りしないと、
もちろん、枯れて、
腐って、みすぼらしく
なってしまいますね(;、;)

ですので、ここ最近、
「生花も持ち帰る」
という方が、
増えてきています。

お花を持って行って、
お掃除、お参りの間は、
お花を手向けてお供えして、
最後に手を合わせて、
お参りします。

そして帰るときに、
手を合わせて、
お供えした生花を、
持ち帰ればいいですね。

私の母は、
自分で造った造花を、
お供えしていました。
そうやって、
その時々で、
工夫していけば、
いいですね。

ただし、
持ち帰ったあとに、
注意点があります!

㊟先祖に一度お供えしたものを、
うちへ持ち帰って、
また、仏壇の仏様へ
お供えするということは、
失礼にあたると、
言われています。

ついつい、
仏壇に供えちゃいますよね?

仏壇じゃないところなら、
どこでも大丈夫なので、
お家の中の、別なところへ、
飾ってくださいね♪

 

お墓参りにお花を忘れても大丈夫!

ここ最近、
実家近くにあるお墓に、
お参りするには、
距離が遠くなってしまって、
なかなかお墓参りに行くのが、
難しくなってきた…

という時代背景があって、
お花やお線香は無くても、
お参りしたいという気持ち
さえあれば、充分♪
という考え方が、
浸透し始めています。

時と場合にもよりますが、
お墓参りを、
そんな堅苦しくとらえずに、
それよりも、
ご先祖様への感謝や
供養の気持ちを持ち
続けてほしいなぁと
思います。

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