今回は副業が
電車会社を救った
話についてお話しします。
普通のお煎餅は食べない
我が子がはまった「ぬれ煎餅」
常識的には考え付かない、
お煎餅が柔らかくしっとり~
これを思いついた人は
すごいなぁー!
って思っていましたが、
このニュース記事を見て、
ビックリ⁉
電車会社の苦渋の策
だったとはー⁉
しかもこの「ぬれ煎餅」が、
会社の危機を救った!
となれば、
読まずにいられない
じゃないですか~
銚子電鉄はイベント列車&沿線観光♪
廃線の危機を、
何度も乗り越えてきた
銚子電気鉄道
(千葉県銚子市)は、
これまでずっと、
地域の広告塔として
活路を見いだしてきました。
地元の高校生の協力で、
古くなった駅舎や車両を
修復したり、
観光イベントに合わせて、
独自企画を打ち出したりと、
地域と「共生」しながら、
集客力をアップしてきたんです!
その独自性豊かな銚子電鉄が、
マニアや観光客を
引き付けてきたんです。
例えば、
銚子漁港で開かれる「鯖サミット」、
ゲーム「まいてつ 」の
キャラクターによる車内放送♪
「銚子電気鉄道 アルジェ車内放送
臨時(貸切)列車」を運転‼
犬吠埼朝市
“ひなまつりガールズLive”
銚子電鉄を舞台にした
映画『電車を止めるな!』
夏から世界初の
「お化け屋敷電車」
超☆ライブ電車
「HOUND DOG」の
ギタリスト西山毅さんと、
「BARAKA」の、
依知川伸一さん
・・・などなど。
調べてみると、
ビックリするような
常識を飛び出した、
面白いモノばかり♪
千葉県銚子市の
JR銚子駅から、
犬吠埼付近の
外川駅までを結ぶ、
片道19分の路線‼
全長わずか6.4km⁉
その間で、
いろんなドラマが
繰り広げられて、
電車の枠をこえた、
エンターテインメント♪
その努力があっても、
経営は厳しい‼
お金がないので、
車両も中古の中古⁉
一番新しい車両で
57年モノ⁉
そんな
ビンテージ電車だからこそ、
修理の維持費がかさむんです。
さらに!
車両だけにとどまらず、
線路や信号機なども、
設備維持費がかかってきます。
電車会社経営って
お金がかかるんですね~
銚子電鉄を救ったぬれ煎
だいたいの電車会社が、
副業で不動産を扱うのですが、
銚子電鉄はお菓子製造&販売!
あの
♪泳げ!たい焼き君♪
の歌がはやった、
1976年!
(私も子どもだった・・・)
たい焼きを
売り始めたのが、
始まり!
「ぬれ煎餅」を発売したのは、
1995年‼
その、
「ぬれ煎餅」は、
もともと銚子の名物!
柏屋の“ぬれせん”
1960年、
商品のおまけとして
配ったのが始まり!
商品化されたのは、
1963年!
この「ぬれせん」は、
焼きたて‼
しかも賞味期限58秒⁉
せんべいのぬれ具合が、
ちょっと時間が経つと
新鮮なものとは
味や歯ごたえが
落ちてしまうんです⁉
市販されている
「ぬれ煎餅」とは、
全くの別物⁉
現在では、
商標登録もされている
正真正銘の
柏屋独自の“ぬれせん”です。
なので、
柏屋でのみ
「ぬれせん」
という名前を使うことができ、
その他の場所では
「ぬれせんべい」
という名前で呼びます。
銚子電鉄も、
その“ぬれせん”にあやかって、
「ぬれ煎餅」で経営難を、
なんとかしのいでいましたが、
バブル崩壊⁉
そこで「ぬれ煎餅」売り込み作戦‼
全国のスーパーなどに、
ファクスを送ったり、
以前も、
テレビで取り上げられて、
売上増加した時があったので、
マスコミにも
「銚子電鉄、
最後の挑戦を
見に来てください」
とアタックしてみたり、
最後には、
オンラインショップも
立ち上げました!
しかし、経営を救う程には、
いきませんでした。
それが⁉
社員が公式サイトへした、
ある書き込みをきっかけに、
1日数件の注文だった
オンラインショップが、
1日1万件の注文殺到に⁉
その書き込みとは、
倒産寸前の
わらにもすがる
苦し紛れの切実な、
こん願だったのです‼

ぬれ煎餅を
買ってください。
電車修理代を
稼がなくちゃ
いけないんです
日本人はやっぱり、
やさしいですよね~
これを読んで、
買ってあげよう!
って思った方々が、
1万人以上ですよ!
世の中、捨てたもんじゃ
ないですよね!
廃線の危機にある路線は全国に⁉その希望になれる“銚子電鉄”
安全に関わる事業だけに、
「中古の中古」を
高校生たちの助けで
修理しているという
ふれこみは、
悪くすると、
廃線を余儀なくされて、
自己が起きかねない⁉
という心配をわかせて
しまいますよね?
全国にも、
廃線の危機にある
電車会社はいっぱい!
2000年、
福井県の京福電鉄で、
50年以上経過した車両の
整備不良が原因で、
制御不能になり、
正面衝突したという
事故発生⁉
そのわずか半年後に、
ATSが無いことと
信号確認を怠ったことで、
またもや正面衝事故⁉
その結果、
運行禁止を言い渡されて、
県から事業撤退決定。
その後、第三セクターに
なったのですが、
全国の第三セクターも、
廃線の一途を
たどっています。
代わりに重宝されるバスも、
運転手高齢化や人手不足で、
日本最多の路線バス
を誇る西鉄ですら、
路線縮小へ
進みつつあるんです!
私の両親も、
そろそろの免許返納?
と思いますが、
住まい地域が、
電車も単線で
1時間に1本!
路線バスも、
使えないエリア。
自家用車がないと
生活出来ない状況⁉
ここも、銚子も、
周辺住民に利用されないと、
結局は、本数も駅も減って、
使い勝手が悪くなって、
どんどん乗らなくなる⁉
そうすると運賃値上げして、
ますます乗らなくなる⁉
という悪循環に・・・
先の見通しが見えないから、
副業を!という苦肉の策より、
安全対策にお金をかけて、
観光客より、
地域住民が使いたい
路線にしないと、
この先、生き残れない
気がしてなりません。
運賃値上げ申請ですら、
ワード30ページ、
エクセルシート約100枚
という資料作成!
だからこそ、
きちんとした根拠のもと、
補助金をいただけるんだと
思います。
その補助金で、
ヴィンテージ車両を、
レトロ感をそのままに、
安全性の高い車両へ
改良したり、
信号機などの不具合で、
修理にコストがかかるなら、
思い切って新しいモノを
導入することで、
地域住民の安全で便利な
路線として復活して
ほしいと思います。
そういう方で、
活性化が実現される
モデルとなれば、
全国の模範的な
路線になれると思います!
“古いモノを大事に使う”
日本人の素晴らしい心得、
それを、ただ見世物ではなく、
実生活に生かされてこそ、
その後の世に受け継がれる
ものだと思うのです。
まとめ
経営難の荒波を
何度もくぐりぬけてきた
銚子電鉄。
犬吠埼という、
地球が丸く見える
灯台があることで有名!
ですが、電車として、
客離れが止められず、
苦肉の策で販売したのが
「ぬれ煎餅」
副業のお陰で
生き残っているという、
本末転倒の現状を、
路線を生き残らせる!
という、本来の目的に、
本気で向き合って、
鉄道の末路を、
これからの未来、
どう生き抜いていくか!
それが最終目標でしょう。
お手本のモデルになった!
というニュースを、
いつか見られる日が
楽しみです‼
頑張れ‼
日本の鉄道‼