産後の慢性的な
イライラの原因として
多いのが寝不足。
寝不足が続くことで、
倦怠感や思考力の低下、
集中力の低下、
ささいなことでも
ストレスに感じる、
頭痛、めまいといった
症状が出ることもあります。
睡眠不足が原因で
感情が不安定になり、
すぐにイライラしてしまったり、
思わずカッとして
しまうことも。
これらは我慢すれば
耐えられるといった
問題ではなく
睡眠をとらないことで
身体が自然とそういった
反応を示すのです。
どうして産後は、
なかなか眠れなくなるのか
というメカニズムや
なかなか寝付かない
新生児の対処法などを
ご紹介いたします。
産後の育児中、眠いのに眠れないのはなぜ?
最近では、産後のママに
たっぷり休んでもらおうと、
夜間は新生児を
預かってくれる産婦人科も
多いですね。
「産後たっぷり休めるのは
入院中だけ」と
感じる人も多いですね。
わたしも、預かってください!
と言わなくても、
こちらの様子を見て、
看護師さんが
預かりますよ(^^)
と、言ってくださいました。
ほんとに、あの時は
助かりました(T_T)
いざ出産してから
退院すると、
疲れているし
寝不足なのに眠れないと
慢性的な寝不足に
悩む人が多いです。
なぜ、産後の育児中、
眠いのに眠れなく
なってしまうのでしょうか?
●ホルモンバランスが乱れている
妊娠中も
「眠いのに眠れない」
という人は
多かったのでは
ないでしょうか。
というのも
妊娠・出産することで
ホルモンバランスが
劇的に変化します。
睡眠中には、
さまざまなホルモンが
分泌され、
身体の成長や代謝に
大きな影響を与えます。
そのなかでも有名なのが、
成長ホルモンと
いうものですが、
これは子どもの身体や
筋肉の成長だけに
関わるものではなく、
大人になっても、
「代謝」という形で
生涯ずっと必要に
なってきます。
睡眠不足により
成長ホルモンの分泌が滞ると
代謝が低下して
イライラしやすくなったり、
ささいなことでも
不安になってしまったりと
精神的な症状が
あらわれます。
また、ホルモンバランスが
乱れることで、
副交感神経の機能が
鈍くなり、
眠くても眠れない、
疲れやすくなるといった
症状があらわれます。
睡眠不足が原因で
ホルモンバランスが
乱れますが、
「ホルモンバランスが
乱れることで睡眠不足」になる
という悪循環に陥ります。
●緊張とストレス
新生児が眠っていても
「ちゃんと呼吸しているか」
「授乳の時間が近い」
「物音などですぐ起きて
しまうんじゃないか」などの
緊張が常にありますね。
起きているときでも
「泣き止まずどうすればいいのか」
「授乳ばかりで疲れてしまう」
「ずっと抱っこしていなきゃ」
などの
緊張があるので、
一息つく時間すらありません。
常に緊張とストレスに
追いやられてしまうことで、
「眠いのに眠れない」
という現象が
引き起こされます。
人の身体は常に
緊張状態であると
自律神経が活発的になり、
眠る体勢に
移りにくくなります。
寝ない新生児の対処法は?
自分の身体が、
なかなか眠る体勢に
なってくれないなら
新生児にはよく眠るように
なってほしいですね。
新生児が
よく眠ってくれることで、
ママの緊張もほぐれ、
眠りやすくなります。
●おひなまきをする
バスタオルやおくるみで
新生児を
手足もまとめて
ぐるぐる巻きにする方法です。
手足が縮こまってしまい
かわいそうと思うかも
しれませんが、
子宮のなかでは
身体を丸めて
包まれていました。
新生児は自分の手足を
認識しておらず、
勝手に手足が
動いたりすることで
びっくりして
起きてしまうことがあります。
おひなまきは
それを防ぐ方法です。
新生児は子宮のなかに
いたときの体勢を
保ってあげることで
安心して眠ってくれます。
●眉間を撫でる
新生児の眉間を
指で優しく撫でてあげると
反射で目を閉じます。
そのうちに
睡眠欲が高まり、
自然と眠りに
入りやすくなります。
指で眉間を撫でても
効かないというときは
広げたティッシュで
眉間を中心に
さらっと何回も
撫でてあげると
効果が高まるかと思います。
私の子どもが
新生児のころから
生後6か月くらいまでは
ティッシュで眉間を
撫でていると
入眠が早かったです。
●胸の上に乗せる
新生児は子宮から
出てきてまだ1ヶ月。
ママの体内の温かさや
心地よさを
忘れていない時期です。
そのため、ママの心音や
温かさを伝えて
あげることで
眠りやすくなります。
胸の上に新生児を
乗せる際はうつぶせにする
必要がありますが、
乳幼児突然死症候群や
窒息の恐れがありますので、
新生児が眠ったら
仰向けにして
寝かせてあげましょう。
胸の上から転がして
そのまま腕枕に移行すると、
突然起きてしまう
リスクが減ります。
腕枕をしていると
授乳の体勢にも
移りやすいのでおすすめです。
●抱っこしたままスクワット
おひなまきしながら
抱っこして
スクワットをすると
効果が抜群です。
やはり揺れていた方が
眠りにつきやすいのか、
スクワットをしていると
1~2分で眠ってくれる
ことも…。
個人的に、抱
っこして歩き回るより
スクワットして
いたときの方が
入眠率は高かったように
感じます。
ママも身体を動かして
疲れると眠りやすく
なりますし、
筋トレにもなるので
一石二鳥ですね。
【まとめ】
新生児が眠らないと
眠さのピークが過ぎ去って
なかなか眠れなく
なってしまいます。
そのため新生児には
すっと寝てもらいたいですね。
ホルモンバランスの
乱れは自然と
緩和するものですが、
生活習慣が乱れることで
ホルモンバランスの
乱れが治らないことも
あります。
イライラすることで
なかなか眠れなくなり…。
眠れないことで
イライラして…。
この悪循環から
抜け出すことが大切ですね(^^)