牛乳の賞味期限切れ 10 日飲める?飲めない?どっち?

おいしいもの
スポンサードリンク
スポンサードリンク
  • 牛乳の特売で、
    飛びついて買ったはいいけど、
    そんな時に限って、
    急に涼しくなって、
    子どもがあんまり、
    牛乳飲まなくなったり…

そしたら、あっという間に、
10日以上、賞味期限から、
過ぎてしまってたー!
なんてこと、ありますよね?

それでは

なんか、どこかで、
“基本、賞味期限って、
短めに設定しているから、
過ぎて1週間くらいは、
大丈夫”
なんて話を、聞いたことが
あります。

でも、
「10日過ぎた牛乳なんて、
正直、怖いです」
「目に見えない菌が、
繁殖してるかも
しれません。」
「捨てた方が無難です。」
という声も、あります。

私なら、
それまでずっと、
封を開けていないまま、
冷蔵庫に入ってたんだし、
飲んでみて、
問題ないのなら、
その日のうちに、
使い切っちゃおうって、
グラタンをたっぷり
作ったり…って、
工夫して、なんとか、
その日のうちに、
使い切りますね。

まぁ、さすがに、
開封した次の日は、
まずいですよね。

こんな感じで、
牛乳ひとつとっても、
ひとの考え方って、
千差万別ですよね?

本当のところは、
どうなんでしょう?

*未開封で…
*適正な保存状態なら…
牛乳の賞味期限が、
10日過ぎても、
飲食に使えるのか?
丁寧に見ていきましょう。

 

スポンサードリンク
スポンサードリンク

牛乳の賞味期限切れ 10 日過ぎたら…

賞味期限を10日も
過ぎてしまった牛乳は、
大丈夫なのでしょうか?
どうなるんでしょうか?

まず、条件として、
それまでの保存温度に
よりますね。

なので、一概に、
買ってからずっと、
冷蔵庫の中で
保存していたのなら、
大丈夫です…とは、
断言できないんです。

食品の容器を製造する
会社に勤めていた父が、
話していたことには…
『普通の牛乳パックの
牛乳の保存は、冷蔵だけど、
ロングライフ牛乳は、
常温で保存していい」

牛乳は普通、
しぼりたてでは、
雑菌が入っています。
だから、熱処理をして、
*冷蔵の牛乳

*常温長期保存牛乳
=ロングライフ牛乳
を作ります。

常温で長期間保存できる、
ロングライフ牛乳は、
*殺菌温度、
*容器、
*無菌環境での充填
によって、
常温でも、
無菌状態を保つことが
できるんですね。

話はそれましたが、
牛乳自体は、
保存容器や殺菌方法、
などによって、
長く保存がきくってことが、
わかりましたね。

そこで、本題です!
未開封で、冷蔵保存
していた場合、
10日以上、賞味期限を
過ぎてしまっても、
飲めるのでしょうか?

飲める場合と、
飲めない場合が、
正直、あります。

実は、
牛乳の賞味期限は、
明治乳業のHPによると、
『未開封の状態で、
表示された方法で、
=10℃以下
保存した場合において、
すべての品質の保持が、
十分に可能であると
認められる期限を
します年月日のこと』
なんです。

ちょっと難しいですね。

簡単に言いますと…
未開封で、10℃以下の
冷蔵保存した状態の、
おいしく飲める期限
なんですよ!

ですから、
賞味期限を過ぎたら、
次の日からダメ…
っていう訳では
ありません。

でも、10日は、
ほとんどの生鮮食品で、
アウトじゃない?って、
感じる期間ですね。

なので、慎重に開封して、
確かめる必要はあると
思います。

日本で売られている
牛乳は、ほとんどが、
超高温殺菌法
(UHT)です。

これは、
120~130℃で、
2~3秒間殺菌する
という殺菌方法です。
ほとんどの菌は、
死滅しますが、
紙パックへの充填のため、
菌を増やさないように、
冷蔵保存が必要ですね。

これに対して、
63~65℃で、
30分間殺菌する
「低温殺菌牛乳」は、
期限がもっと、
短くなっています。

牛乳の、この殺菌方法では、
滅菌はされていません。

特に、低温殺菌など…
特別の温度で処理した
殺菌方法の牛乳は、
人間にとって、
有害な菌だけを、
殺菌しています。

有害ではない菌は、
牛乳に、残っている
可能性が高いです。

《菌が増える要素》
*温度
*栄養
*水分

この3つの要素が揃うと、
爆発的に、菌が、
増えてしまいます。

不思議なことに、
3つのうちの、
ひとつでも、
欠けていると、
菌は、増えようとは、
しなくなります。

だから、
殺菌後に、
牛乳の中に菌がいても、
温度管理さえ、
ばっちりしておけば、
賞味期限内で固まること
=傷んでしまうこと
は、ないんですね。

結論♪

殺菌方法の違いで、
その後のもちにも、
差がありますから、
賞味期限過ぎ
10日は、そろそろ、
注意が必要な時期と、
お考えいただいた方が、
いいかと思います。

ズバリ!聞きたい‼ 牛乳の賞味期限切れはいつまで飲める?

10日はちょっと、
危ない予感がしますが、
だったら、結局、
何日までだったら、
飲めるのか?
マックスを知りたく
なるのが、人の常
っていうもんですよね。

先ほども、
ロングライフ牛乳の
話の流れで、
ふれましたが、
*殺菌温度の違い
*容器の違い
*無菌環境での充填
の条件の違いで、
牛乳の持ちの長さは、
違ってきます。

牛乳を、ほとんど、
料理に使うという、
ヨーロッパでは、
常温保存のきく、
ロングライフ牛乳が、
主流ですが、
日本では、
冷やして飲むことが多いので、
牛乳は、要冷蔵が、
当たり前になって
いますよね。

そのタイプの場合なら、
賞味期限から、
3日以内なら、
安心してそのまま
飲める範囲です。

超高温殺菌の牛乳は、
ほぼ無菌の状態なので、
開封後に、外から、
雑菌が入り込んで、
傷み始めますが、
見た目や臭いに、
あまり変化が見られず、
たいていの場合、
固まらないので、
苦味で判断します。

5日~1週間くらいでも、
まだいける…という、
話もありますが、
冷蔵庫での
保存の状態にも、
かなり差が
出てきますので、
私がここで、
断言できるのは、
生のまま飲む
のであれば、
3日くらいですね。

ましてや、
開封した牛乳なら、
賞味期限以内でも、
できるだけ早めに、
飲み切った方が、
無難でしょう。

開封した牛乳であれば、

・見た目が変色してないか?
・どろっと固まってないか?
・匂いが、きついすっぱい
・匂いになってないか?

五感で、あなた自身が、
確かめて、判断しましょう。

もし、そういう変化が、
無い場合は、
料理などで使える可能性も、
ありますね。

でも、そうするときも、
1度、少量を温めてみて、
口に含んで、
確かめてみましょう。

未開封なら、ほぼ、安全に、
料理にはお使いいただけると
思いますが、
開封後だったら、
しっかり確かめてから、
判断された方が、
賢明です。

牛乳は賞味期限が切れるとどうなる?

先ほど、
牛乳が傷んでないか?
確認するときの、
ポイントで、
*見た目
*色
*臭い
をあげました。

趣味期限が過ぎても、
すぐには、この変化が、
出るわけではありません。

1週間が過ぎることから、
モノによって、
徐々に、そういった、
変化が出てきます。

未開封だと、
牛乳パックが、
ふくらんできます

色が黄色っぽく、
濃くなってきたり、
どろっとした、
ヨーグルトみたいに
なってきたり…
臭いも、だんだん、
酸っぱくなって
いきます。

売られている牛乳は、
有害な菌は死滅していますが、
細菌が増殖して、
牛乳が酸性にかたむき、
タンパク質が固まって、
分離・沈殿する
「酸凝固」の状態に
なったのが、
どろっとした状態です。

低温殺菌牛乳は、
未開封で、
冷蔵保存しても、
賞味期限内で、
固まることがあります。

でも、腐敗臭は、
無いことが多いんです。

検査をしたところ、
「セレウス菌」が、
1グラムあたり620万個も、
見つかったという、
実例がありました。

セレウス菌は、
牛乳などの中で増えると、
酸の生成が無くても、
固まってしまう、
「甘性凝固」を、
起こすんです。

それから、
「芽胞」っていう、
植物の種みたいな状態に、
なることができて、
低温殺菌(60度、30分)では、
生き残ることが出来て
しまいます。

この傾向は、
・冷蔵庫の温度が、
高めに設定してある
・冷蔵庫の開閉が多い
・牛乳を出しっぱなしに
しやすい
・ドアポケットを利用している
などの条件で、さらに、
加速していきます。

痛むっていうことは、
乳酸菌よりも、
雑菌の方が、
数が異常に増えて
しまったという
状態です。

なので、間違っても
「ヨーグルトができた♪」
と、喜んで、
食べるようなことは、
なさらないでくださいね。

また、
日本ではほとんど、
見かけませんが、
海外では、
「ホモジナイズド」
=脂肪球の均一化
の処理がされていない
牛乳は、
長時間置いておくと、
脂肪球が浮き上がってきます。

浮いてきたのは、
脂肪分の固まりで、
牛乳の上層部が、
生クリーム状になって、
その層の下の牛乳は、
低脂肪乳になっている、
という状態で、
腐ってはいません。

固まっている部分は、
脂肪分=バターです。

こういう牛乳も、
あるんですね。

 

牛乳 腐るとどうなる 臭いは?

低温殺菌の牛乳の
場合で行くと、
乳酸菌がまだ、
生き残っているので、
傷み始めると、
まず最初に、
酸味が出て、
すぐわかります。

ツーンとした、
すっぱい臭いです。
その場合は、
乳酸菌による発酵
ですね。

一方、
先ほど書きましたが、
固まってしまったけど、
匂いはしない、
「セレウス菌」による、
腐敗の場合も、
ありますから、
匂いが大丈夫だからって、
大丈夫って、すぐ、
判断しないように、
色、形状も、よく、
観察しましょうね。

要注意⁉牛乳には、賞味期限と消費期限があった‼

ここまでずっと、
賞味期限について、
牛乳のことを、
書いてきましたが…

実は、
牛乳には、
*賞味期限が書いてあるもの
*消費期限が書いてあるもの
の2種類があるんです。

単刀直入に申しますと。

賞味期限は、
超高温殺菌
処理をした牛乳に…

消費期限は、
低温殺菌
処理をした牛乳に…

それぞれ、表示
されています。

再三、書いてきました通り、
低温殺菌の牛乳の場合、
有害でない菌はまだ、
生息しているので、
つまり、傷みやすい
というものなので、
消費期限が、
表示されています。

ここで、基本中の基本!
《賞味期限と
消費期限の違い》

東京都福祉保健局
の説明では、

*消費期限…
安全に食べられる期限

消費期限を超えると、
安全ではなくなる
可能性がありますので、
食べることは、
おすすめできません。

*賞味期限…
おいしさなどの
品質が保たれる期限

未開封の状態で、
書かれている
保存方法を、
守っている場合、
賞味期限を越えた
からといって、
すぐに、安全性に、
問題があるとは
限りません。

農林水産省の
説明では…

消費期限は、
袋や容器を空けないまま、
書かれた保存方法を守って、
保存した場合、
この「年月日」まで、
「安全に食べられる期限」

お弁当、サンドイッチ、
生めん、ケーキなど、
傷みやすい食品に、
表示されます。

賞味期限は、
袋や容器を空けないままで、
書かれた保存方法を守って、
保存した場合に、
この「年月日」まで、
「品質は変わらずに
おいしく食べられる期限」

スナック菓子、カップ麺、
チーズ、缶詰、など、
消費期限に比べて、
傷みにくい食品に、
表示されています。

牛乳は生鮮食品!賞味期限&消費期限を守りましょう

牛乳は生鮮食品です。

まぁ…
常温保存可能な、
ロングライフ牛乳や、
乳飲料は、
加工食品ですが…

食品表示法では、
牛乳に限らず、
販売される、
全ての食品に
食品表示が、
義務付けられて
います。

表示をする人は、
食品関連事業者
の方々です。

生産者から、
最終消費者へ
直接販売する
小売業者まで…
流通過程の
全ての者が対象です。

もちろん、
保存の方法まで、
表示の義務があります。

食品の特性に従い、
・直射日光を避け、
常温で保存すること
・10℃以下で
保存すること

など…
見たことがあるでしょう。

食品衛生法の規定によって、
業者のみなさんが、
厳しい審査を受けながら、
表示してくれているので、

*品質が急速に
劣化する食品
に表示される、
「消費期限」
*それ以外の食品
に表示される、
「賞味期限」

飲んだり食べたりする、
私やあなたが、
しっかりと見て、
きちんと保存して、
期限内に使い切ること、
大事ですね。