輸入品高騰‼イタリア産の生ハム、ベーコン値上げ⁉

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いま、急務の問題は、
輸入価格の高騰ショック!

マックのポテトショックから、
今年は始まりましたね。

もっと前の、
牛丼屋さんの、
値上げも、
輸入牛の値上げが、
影響してました。

この頃は、
ファミリーレストランでも、
イタリア産の生ハムや、
ベーコンが値上げて、
仕入れを日本産に
切り替えることを
発表したり、
スーパーでも、何となく、
商品の内容量が、
少なくなったり…
という状況ですね。

これは、
原油の値上がりや、
ガス、電気などの値上げが、
原因のひとつに
なっていますが、
日本は、世界的にみると、
頑張って値上げせずに、
ここまで来た方なんですよ。

やっぱりどうしても、
値上げしたことで、
買ってくれなくなる
不安があったんですね。

だからこれまで、
それぞれの企業、
私の主人のような、
飲食店や商店が、
できるだけ、
コストを削減して、
何とか値上げを、
少しだけに
してくれてきました。

でももう、それも、
限界に来てしまった…
ということです。

それでは、今後は、
どうなるのでしょう?
私たち消費者は、
どうすればいいのでしょう?
何か、できることは、
ないのでしょうか?

今、わかる範囲で、
考えていきましょう。

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子どもにもわかりやすく♪物価の上昇とは?

この頃、
物価上昇率5%…など、
ニュースで目にしますが、
物価が上昇するって、
どういうことでしょう?

簡単に言うと、
物の値段が、
上がり続ける
っていうことですね。

それは、
別の言い方をすると、
お金の価値が、
下がっていくことを、
意味するんです。

例えば、
1年で2%、
物価が上がっても、
たった2%と思いますが、
例えば、現在1000円の
価値のあるものは、
5年後には、906円、
10年後には、820円に
なってしまう…
ということ。

これまで、日本では、
モノが安くて、
お金の価値が下がる
心配は無かったのですが、
物価が今後も、
上がることが続けば、
普通、みんな、
今のうちに買おう…
と、買い急ぎます。

それを、難しい
言い方をすると、
「消費意欲」
と言いますが、
消費意欲が高くなれば、
買ってもらうお店の利益は、
上がりやすくなりますよね。

それなら、お店は、
万々歳なのでは?

例えば、
1997年は、
4月の消費税率引上げ
の影響等によって、
1.8%の上昇。

1998年は、
天候不順での、
生鮮野菜の高騰によって、
0.6%の上昇など…

2000年以降では、
2005年、
石油製品が、値上がりした上に、
天候不順で生鮮野菜の値上がり、
外国パック旅行などの
娯楽サービスの値上がり、
たばこ税引上げなどの影響で、
0.3%の上昇しました。

この状態を、
「インフレーション」と
呼びます。

10年前に比べると、
よりたくさんのお金を
支払わないと、
同じものが買えなく
なってしまいました。

つまり、
同じ金額で買える
物の内容量が、
減ってしまうわけです。

未来の為に絶対必要な知識‼ インフレ対応はこれだ!

インフレに対応する、
ひとつの方法は、
現金をためるより、
価値のあるモノを、
持つことです。

わかりやすく、
2020年を基準にして、
家計に影響のある
モノの値段を、
2000年、
2010年と、
比べてみると、
じわじわですが、
値上がりしているモノが、
意外とけっこうある
っていうことが、
わかります。

こんなに上がってきたんだ、
と驚きました。

小麦粉だと、1㎏、
2000年=\197
2010年=\224

トマト1㎏、
2000年=\611
2010年=\685
2020年=\716

牛乳は、1パック、
2000年=\209
2010年=\216
2020円=\216

国産牛肉100gは、
2000年=\734
2010年=\808
2020年=\924

ガソリン1L、
2000年=¥105
2010年=\132
2020年=¥136

これだけ、物価が、
少しずつ上がってる、
ということは、
お給料だって、
年々、歴が長くなれば、
上がるはずですよね?

しかし、そうは、
問屋が卸しません。

2000年から10年は、
すこーしずつ下がり気味で、
その後、2020年まで、
だいたい横ばいが、
続いています。

これまでの暮らしを、
そのままで、続けるには?

資産を、
「おかねのままで持つ」より、
「モノで持つ」
という方法のほうが、
有効です。

ここで言っている
「お金」というのは、
現金や預金のことを
意味しています。

インフレの時期というのは、
モノの値段=価値が上がって、
お金の価値が下がる…
という時期なので、

インフレの時期は特に、
資産を全て、
現金や預金で持っている、
私のようなひとは、
不利になってしまうんです。

モノとお金の価値は、
常に流動的です。

私は今まで、
資産運用なんてこと、
したことがない…

資産運用というのは、
資産の一部を、
現金だけじゃなくて、
モノで持っておく、
この場合、モノ…
っていうのは、
金融商品のことで、
投資信託や株などです。

インフレ対策のひとつとして、
資産運用を始めるという方も、
いらっしゃいます。

物価高騰はいつまで続く?原因は何?

そういえば、
私が産まれた年は、
「オイルショック」
でした。

オイルショックとは、
1970年代に、
2度もおきた、
原油価格の高騰に伴う、
世界経済全体に、
多大なダメージを
与えた出来事でした。

当時も、
日本全国で、
お母さんたちが、
店の前に列をなし、
スーパーや商店の店頭から、
トイレットペーパーや
洗剤などの消耗品が、
消えました。

このオイルショックが、
再び…

現在は、コロナショック。
その後に、
経済が、元通りになるには、
エネルギーや食品など…
モノの値段が、
すっごく値上がりして、
世界的に、インフレになる
んじゃないという、
心配が高まりました。

日本では、ここしばらく、
輸出企業にとって、
「円高」が、悪影響があって、
その逆の「円安」は、
良い傾向だというのが、
普通の考え方でした。

でも、
輸出企業が、
海外に移転して
いくなかで、
円安によって、
輸入品が
値上がりすることを、
問題視する様に
なりました。

ここが弱みですが、
日本では、
エネルギーや食料の多くを、
輸入に頼っています。

なので、円安は、
輸入価格の上昇…
という問題によって、
インフレの進む、
要因になってしまいます。

ここまで、
円安、円高という、
ちょっとわかってるようで、
私もよくわかってない
用語が出てきましたね。

お金の価値のなかで、
円の価値っていうモノ
について、
ちょっとお話ししましょうね。

《円の価値》

円安ドル高…
っていう言葉を聞くと、
1ドル=110円っていう、
「ドル円相場」を、
想像しますね。

日本の通貨「円えん」が、
海外の通貨に対して、
価値が上がることを、
「円高」と、言います。

円高になると、
どうなるのか?
というと…
輸入関連産業は、
もうかるのですが、
輸出関連産業は、
損をします。

ちょっと意味が、
分かりにくいですね。

例えば、アメリカの通貨、
「ドル」に対しての
価値で考えましょう。

円高・ドル安とは、
アメリカのドルに対して、
円の価値が上がる…
っていうことは、
高くなるっていうこと。

なので、逆に、
円に対してドルの価値は、
下がる…っていうことは、
安くなるっていうこと
=円安&ドル高。
こういう仕組みなんですね。

具体的に言うと、
円の価値が上がると、
1ドルで交換できる
円が、少なくなります。

え?
それじゃあ、
円の価値が上がると、
量が少なくなって、
あまり良くなくなる?
っていうことでしょうか。

私がアメリカへ、
ハネムーンへ行った
2000年当時、

アメリカで、円を、
ドルに換金したら、
1ドルが130円になって、
結構やすく、
アメリカ旅行が、
済んだ印象を
受けました。

それが今では、
1ドル100円くらい
ですから、

それ、お得じゃん♪
と、簡単に
思っちゃいますが、
それは逆に、
日本の物価が、
上がっちゃうっていう
ことなんですよ。

これが、先ほど、
書きました、
” 円安は、
輸入価格の上昇…
という問題によって、
インフレの進む、
要因になってしまう“
ということなんです。

現に、WTIの価格、
詳しく言いますと、
原油取り引きの、
国際的取引の価格が、
一時的にですが、
13年ぶりに、
1バレル、116ドル台
になりました。

原油価格を例に、
書いていますと、
直接、私たちの暮らしに、
どう影響があるか、
ピンときませんね。

でも、
ガソリンや、
軽油・灯油だけ
じゃなくて、
私の身の回りに
あふれている、
プラスチック製品の、
価格などにも、
大きく影響してくる
ものなんです。

結果的には、
原油価格の値上がりで、
多くの企業の業績は、
悪化の一途を、
たどらざるを得ない
という状況に
なっています。

特に、
大きなダメージに
なってしまうのが
ガソリンを多く使う、
運送業です。

次に影響があるのは、
化学製品・
プラスチック製品を、
作っている、
製造業です。

こうして見てくると、
影響を受けるのは、
私たちの日常の暮らしに、
密接に関わる業種が多く、
それに関連する会社
にまで広げて考えると、
かなりの規模で、
影響を受けてしまう…
ということが、
おわかり
いただけるでしょう。

先ほど、冒頭で、
書きましたレストランも、
生産する為のコストが
増えてしまうぶん、
生産が思うように
できなくなったり、
商品自体の価格を、
上げないといけなく
なったりします。

そうなると、今度は、
私たち、消費者も、
少しでも安い商品を
探しますよね。

安い商品に需要が集まって、
需要と供給のバランスが、
悪くなっていくと、いずれ、
オイルショックのような、
出来事が再び、
起こってしまうかも
しれません。

しかしその一方で、
売上が上がる業種も、
あります。

石油開発など…
「資源」に直接、
関わる企業です。

原油価格が、
上がっている間は、
資源に関わる企業の、
仕事は増えますから、
株価も上がる
傾向にあります。

また、戦争が、
長期化すればするほど、
原油価格が値上がりする…
という可能性も、
高くなります。

最終的には、
悪い影響を受ける企業数と、
良くなる影響を受ける
企業数とを、
見比べてみると、
悪い影響を受ける
企業の方が、
圧倒的に多いので、
国民全体的に見ると、
経済に悪い影響を
もたらされた…
ということになりますね。

このように、
原油や天然ガスなど…
資源の価格が、
上がり続けるということが、
結果的には、
私たちの生活をも、
圧迫してくると
いうことなんです。

私たちの生活に、
密着したモノで、
例えてみましょう。

アメリカで、
3ドルで売っている、
アメリカ産の
チョコレート…

私が去年は、
300円で買った
としましょう。

しかし、今年なら、
270円で買える!

同じモノでも、
去年かったときは、
1ドル100円だったけど、
今年は1ドル90円で、
10円分、円高&ドル安に、
なったということ。

ドルが10円
安くなっただけで、
アメリカから輸入した、
チョコレートが、
30円安く買えるのです。

先程、資源に関する
影響について
書きましたが、
今後の、
物価の高騰について、
起きていること、
どうしたらいいか
について、
考えていきましょう。

現に、書きましたように、
食品関係では、
・肉
・ソーセージ
・ハム
・ベーコン
・バター
・チーズ
・ドーナツ
・サバ缶
などなど、
原材料を、輸入に頼る
ような商品は、
既に値上げが、
確定しています。

また、小麦のような穀物は
加工食品の原料や、
飼料として、
世界中に輸出されています。

現在、輸出が滞りはじめ、
小麦の価格までも、
値上がりしてきています。

主人の勤めるベーカリー
のように、
小麦を使う食品の値上げも、
今後は、始まりそうです。

こんな時期は、
資産を「お金」で持たず、
モノで持った方が
有利だと書きましたね。

既に、
値上がりはじめたモノから、
が決まったものもあり、
今後上がるとみられている
商品も、増えてきています。

こういう食品に、
関係する企業の株を、
買おうという時は、
その企業が、
取り扱っている
商品の価格を、
しっかりと調査した上で、
検討する必要があります。

ポイントとなる点は、
◎どこで買いをいれるか!

安くなったから買う…
なんていう簡単な買い物
ではないんです。

銀行の窓口へ行くと、
「一時的に下落して
おりますが、
少しずつ、
以前の状態に
戻っていければ、
株価も後のち、
回復してくる」と、
おいしい話を、
持ちかけてくれる
んですが…
ご用心です。

最も注意した方が
いいのは、
株などが下落したとき、
焦ってしまって、
あわてて、株式を、
売ってしまうこと。

バブルがはじけた、
私の成人の頃は、
けっこう主婦などが、
こうした誤解で、
大損をしたという
ニュースが多く、
流れました。

私のような素人が、
無理をしてまで
買うのは、
やめた方がいいと
いうことです。

日本が
景気のいい時には、
円の価値が上がると
予想して、
ドルを円に、
交換しようとします。

円がたくさん買われる
=みんなが欲しがると、
どんどん高くなって、
1ドル130円だったのが、
1ドル100円になる…
“円高になる“

これを輸出入で、
考えると、
輸出が好調になると、
海外の通貨で、
受け取った代金を、
円に交換することが
多くなって、つまり、
円の需要が増えて、
円の値上がり
=円高になる…
ということになります。

歴史的に見ると、
過去に暴落していても、
それを乗り越えて、
着実に拡大・上昇を、
続けている事実は、
あります。

今起きている出来事、
今後起きるであろう、
未来の出来事を、
よく見て、
疑ってかかって、
しっかり考えて、
行動したほうがいい、
という、試されている
時期と考えてみてください。

江戸時代もおきた物価高騰⁉ 輸出入のからくりと国民生活

江戸時代でも、
開国後のインフレが
ありました。

まず、
貿易が輸出超過だった
んですよね。

それで、日本の中の、
品薄が起こって、
結果的に、物価が、
上がってしまいました。

また、金銀比率の違いで、
金貨が大量に流出してしまい、
幕府は、対策として、
金の含有率を減らした
「万延貨幣改鋳」という
お金を作りましたが、
その結果、
貨幣の質が下がってしまって、
物価を上げてしまうことに
つながってしまいました。

しかし、元禄の改鋳で、
元禄小判の価値は、
慶長小判の84.29%
と比べて、57.36%と、
30%以上減少しています。
結果的に、この改鋳で、
経済の混乱も発生せず、
幕府の収入も増え、
庶民の所得も、
実質的に上昇させることに、
成功しました。

この時の、
優れたリフレ効果は、
緩やかなインフレでした。

改鋳(かいちゅう)は、
このようにして、
江戸時代、
含有される金の量によって、
金の価値を上下し、
金の不足のために、
財源を補うために、
金の質を落としたり、
上げたりしました。

現代でも、
過去の歴史から学び、
子どもたちの為に、
安定した財政で、
よりよい未来を、
拓きたいですね。

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