豚肉は、
いろんなお料理に重宝しますし、
割安なので、よく使いますね!
ファミリーパックだと、
尚、割安になるので、
1度にいっぱい買って、
いつに間にか、
冷蔵庫の奥の方へ
行ってしまって…
見つけた時には、
変色してひどい臭い⁉
なっていう経験、
ありませんか?
豚肉をたくさん買ったら、
いかにおいしいうちに
食べきるか?
この課題につっこんで、
行ってみようと思います♪
豚肉の消費期限はいつまで?
豚肉は賞味期限ではなく消費期限!!
お店で買ってからだいたい1-2日位のものが
多いですね。
見分ける方法は、
あるにはあります、
ひどい臭いがしていなくて、
肉が変質していなければ
3日過ぎたものを食べたことはありますが・・。
でもそれは、
あくまで人の感覚です⁉
消費期限が過ぎていれば、
大変危険なことが起きる
可能性が急激に拡大します⁉
もったいない精神は、
消費期限を過ぎたら、
逆の発想で、
表示に従うのが安全♪
食べて体調を崩したら、
元も子もないですよ。
豚肉を買ってきたら、
その日に使わなければ
すぐに冷凍保存!
冷凍保存だと1-2週間は持ちます。
きちんと密封させてくださいね。
お肉の消費期限には
ご注意くださいね。
豚肉の冷凍での消費期限って、どのくらい?肉の種類で違うの?
消費期限も賞味期限も、
食品衛生法施行規則で、
生肉などの劣化速度が早い、
生鮮食品には「消費期限」、
卸売段階での食肉など、
保存がきくものには「賞味期限」
を表示します!
もちろん、
どのような保存状態で…
なのか、
「保存方法」まできちんと、
表示しなければいけません。
量り売りは、
表示義務なし⁉
《消費期限の設定》
・試験結果による科学的判断
・期限表示フレーム
( (社)日本食肉加工協会
などが提示している)
期限表示フレームの
表示にあたっては、
食肉のそれぞれの種類別に、
様々な条件・検査方法で、
検査・実験・研究が
おこなわれます。
その結果内容を、
1部ご紹介しますと…
~保存温度0℃
真空包装の場合の、
可食期間~
※表の可食期間とは…
食肉を処理する際の
枝肉、部分肉、作業室、
器具類、作業者等の
衛生状態が、
附帯条件として示す
状態に保持された時に、
得られた期間
(加工日含めず)
◎牛肉…61日
◎豚肉…20日
◎鶏肉…12日
ずいぶん、お肉の種類で、
期間が違いますね。
だからって、
牛肉は長いから安心♪
と、安易に思わないように⁉
このデータは、あくまで、
研究施設内すべて、
枝肉、部分肉、
作業室、器具類、
作業者に至るまで、
すべての衛生状態が、
附帯条件を満たした、
保持状態での
結果です!
豚肉の場合、消費期限?賞味期限?腐るとどうなる?
スーパーで買ってきた豚肉を、
冷蔵庫で保存したら、
どれくらいもつものなんでしょう?
それには、
消費期限というものが、
関係してきます!
《消費期限》
各メーカーが定める、
一定の条件で保存した場合、
5日以内に消費するべき食品の、
安全性の保証期限です!
《賞味期限》
各メーカーの定める、
一定の条件で保存した場合、
5日以上持つ食品で、
期限内は、
本来の味・風味などを、
損なわない期限で、
安全性を保証する期限
ではないです!
消費期限より、
長く設定されています!
単刀直入に申し上げますと、
豚肉のような生鮮品は
だいたい、
「消費期限」が
表示されています。
期限を過ぎて食べて何かあった時、
販売元は、保証できません‼
ということなんですね。
農林水産省HP
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/abc2.html
その一方で、
これまで、安全性を重視して、
短い期限で設けていた、
「賞味期限」ですが…
最近、
全世界的な食品ロスが、
問題視されてきて、
各国が取り組みを
始めてきました!
日本でも、2010年以降、
経済産業省、農林水産省が、
◎賞味期限◎
・年月日表示から年月表示へ
・期間の延長
・納期の最適かつ迅速化
に、取り組んできました‼
この取り組みには、
当たり前ですが、
各食品業界はもちろん、
製造から、配送業界、
そして、
実際に販売する店舗に至るまで、
食品ロスをできるだけ、
無くす取り組みを
徹底しています!
だからこそ、
「賞味期限」のうちに、
食べきることが必須!
生鮮品なら尚更、
期限内に消費して、
私たちも食品ロスを
防ぐ努力をしたいですね!
できるだけ、
保存期間を長引かせる、
簡単な方法は♪
ズバリ⁉
「冷凍」
私はパックのまま、
冷凍してしまっていました!
でも、
その冷凍!間違ってた⁉
食肉製品が腐る原因が、
主に、
・化学的なもの
ということを知りました⁉
変色や異臭は、
微生物によるガス発生と、
浸食によるもの!
原因菌は乳酸菌です‼
以前に、
ぬか床の記事を書いたとき、
「少し膨らんできて、
酸っぱい臭いがする」
腐らせた?って、
勘違いしましたが、
上手にぬか床になった証
だったという話…
あれが、豚肉でも、
起きてしまうんです⁉
乳酸菌は、
食肉工場の常在菌なので、
工場内は、常に殺菌しています!
ガスの発生量は、
乳酸菌の数と保存期間で、
程度が変わります。
工場で加工して、
その後、スーパーで売られ、
私たちの食卓へあがるまで、
長い期間を有するということは、
乳酸菌の汚染は避けられない⁉
ということなんですよ。
乳酸菌を喜ばせる条件は、
温かく、適度な空気があること!
そこで、保存に大事なのが、
保存期間をできるだけ短くすること‼そして重要なのは…
「密封」すること‼
パックのままや、
ラップに包んだだけだと、
はがれやすかったり、
空気に触れて酸化したり、
霜がついてカピカピになったり…
鮮度をうまく保てません‼
~正しい冷凍方法~
密閉できる、
冷凍用密封保存袋で、
空気を抜きながら閉じて、
冷凍しましょう♪
ちなみに…
化学的な変敗というのは、
退色
脂質の酸化
予防には、
こちらを、ご参考に♪
厚生労働省
“家庭でできる食中毒予防の
6つのポイント
食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント“
https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/0903/h0331-1.html
《ちょっとした小耳情報》
~豚肉の寄生虫が日本で
問題になった昔の話~
今日の日本では、
寄生虫病にかかる人は、
少なくなりましたが…
海外では未だに、
寄生虫病にかかっていて、
命を落とすこともあります。
日本では少なくなったとしても、
寄生虫の恐ろしさを
今一度、知っていただくため、
あえて、実例を書きます‼
お、おそろしい!虫が寄生した豚肉を生で食べた場合
虫が寄生した豚肉を、
十分加熱しないで食べた場合、
トキソプラズマ
サルコシスティスなどの、
寄生虫による、
食中毒になると言われています。
そうならないために、
適切な予防策を施しましょう!
《適切な予防策》
*冷凍処理*
加工・流通の段階で、
適切な凍結処理をすることで、
感染性は無くなります。
≪中心温度≫
・-20℃で48時間以上
・-30℃で36時間以上
・-40℃で18時間以上
・-30℃(急速冷凍)で18時間以上
・急速冷凍に浸す場合で1時間以上
*加熱処理*
食肉中に含まれる寄生虫が、
活動できなくなる温度は、
中心が67℃になるまでの
加熱が有効です!
また、厚生労働省は、
平成27年6月12日~
食品衛生法に基づき、
「豚のお肉や内臓の
生食用としての
販売・提供禁止」
「新鮮かどうか」とは、
関係ありません‼
お肉や内臓は、
中心部まで充分に焼いてから、
食べましょう‼
豚肉の消費期限は、守って安全においしくいただきましょう♪
豚肉に限らず、
食肉はやっぱり、
今も昔も、
よ~く火を通して、
いただくのが安全‼
消費期限が教えてくれることは、
身の回りには、
常にいろんな微生物がいて、
目に見えない生き物も、
必死になって生き、
繁殖しようとしている!
という自然の摂理…
どんなに文明が進化しても、
ウイルスや細菌との戦いは、
これからも終わらない…
ならばこそ、
健康と安全のために、
消費期限は
しっかり気を付けて、
おいしいうちにいただきましょう♪