「石焼き芋~」
あの歌声聞いたらもう
我慢できない‼
私、子どもの頃、
石焼き芋屋さんになりたかったんです!
昔はよく、寒い季節になると、
町内をまわってきてましたが、
この頃、あまり見かけなくなりました。
寂しいです。
たまに今でも、公園の脇などで、
みかけるとウキウキします。
しかし…覗いてみると、
高いんですよね?
八百屋さんで
自分で買ってできないかな?
そんな安易な疑問を、
食い気だけで
とことん追求してみました!
石焼き芋屋さんの焼き芋って、本当に石で焼いているの?
トラックを覗くと…
本当に真っ赤な石の上に
お芋が並んで
焼かれていました。
熱した石から出る遠赤外線で、
低温でじっくり焼く…
60分以上…だから、
甘みが引き出されて、
ふっくらとろ~り。
そして皮の下のおこげが、
独特ですね!
どんな石でもいいのか!と思いきや‼
石焼き芋向きの石があるんです。
・まず硬く熱しても割れたり破裂しない石
・とがってなくて丸っこい石
そうですね、
こういう石じゃないと危険だったり、
お芋を傷つけてしまいますね。
うなずけます。
種類としては、
岩盤浴でも使われる火成岩、
これがよく遠赤外線を
出すんですって!
石焼き芋に向いているお芋の種類ってあるの?焼き芋屋さんのおじちゃんに聞いた。
覗いてしまったついでに、
やっぱりそこで、
安納芋を買って食べたら・・・
甘~い!
私、思わず聞いちゃったんです。
「自宅で安納芋買って、
オーブンで焼いたけど、
甘くなかったり、
硬かったんですよね〜。」
そしたら、おじちゃんが笑って、
「石焼は違うよ~それに芋が違うから~。」
と言われちゃいました。
え?芋が違う?と思い、
早速調べてみたら、
ネットで「これは甘いよ!」と
絶賛している安納芋、
私が八百屋さんで買った
安納芋の3倍近い値段!
普段、とてもこんなお芋
高くて買えないと
思っていましたが、
勇気をだして購入‼
そしてオーブンで再チャレンジ‼
そしたら、
甘~い!ねっとり~!
感動でした。
同じお芋でも、
ピンからキリまであるんですね!
選び方は、
色が鮮やかな方が新鮮だけど、
取れたてより
少し置いた方が甘みが増すそうで、
子どもが掘ってきたお芋を、
その日食べずに、
我慢してましたね。
子どもからは不満の声が。
私がネット注文した高価な安納芋は、
収穫後、専用貯蔵庫で熟成させて、
絶妙なタイミングで出荷するというモノ。
なので、注文してから
随分待ちましたが、
待った甲斐がありました!
欲張って大きいのをと思いますが、
小さいほど食物繊維が多くて、
大きいほどボリュームがあるので、
その辺は好みですね。
石焼き芋の種類の定番といえば、
紅あずま。
安納芋ほどではありませんが、
程よい甘さと
ほっこりとろりとした
食感がありますね。
鳴門金時も、
はずしちゃいけない定番でした!
栗きんとんにしたり、
スウィートポテトにすると、
黄色みが綺麗なお芋ですね。
石焼き芋をおうちで再現したい!果たしてできるのか?!
ここまで来たら、
もう、おうちで「石焼き芋」
したいですよね?
驚きました‼
今や、石焼き芋鍋&石セットなんて
売っているんですね!
鉄製のモノから、
土鍋風のものまで…
しかし、これ以上出費を
したくない私は、
持っていた鉄のフライパンで
焼くことにします。
★焼き芋の焼き方
・石を洗って熱湯煮沸します
・鉄のフライパンに石を入れて、
ふたをしないで焼いていきます。
・石が熱くなったら、
洗ったお芋を入れて、蓋をします。
・弱火で60分以上、お芋を時々裏返しながら、焼きます。
後は自分のさじ加減で、
楊枝を刺してみたり、
割ってみたりして、
お好みの焼き具合で止めるだけ。
その他、ガス台の魚焼きグリルや
トースターを使っても、
石焼って、できるそうですね。
私は、ガス代と電気代の兼ね合いと、
オーブンで、60分タイマーした方が楽で、
これ1回きりの石焼でしたが、
なかなか楽しめました。
そして甘さや食感は、
オーブンより上回りました!
でも何だろう、
やっぱり石焼き芋屋さんのお芋には、
どうしても、
匹敵するモノになりませんでした。
「石焼き芋屋さん」に出会いたい!どこでいつ売り回ってるのか?
家で焼いてもみました、
予想以上に美味しくできました。
でもやっぱり、
石焼き芋屋さんで買いたいんですよ!
あの歌声を聞きたいんです!
今はどこだったら、
まだ石焼き芋トラックが回ってるんでしょうか?
まず、回っている時期は、
10活から3月くらいまでの
やっぱり収穫時期から、
寒い時期の風物詩ですよね。
回っている時間帯は、
イメージ的に「夜」と思いますが、
結構、大田区では昼間の公園に、
子ども連れ目当てに
来てくれるんですよ!
夕方以降は、
サラリーマンの帰り道、
駅周辺に見かけます。
昔のように、
どこでも手あたり次第、
練り歩くんじゃなくて、
時間帯でターゲットを
絞っているんですね!
他はどの辺りに
出没しているんだろうと、
調べたら、
横浜や鎌倉にも出没するという情報が‼
海を見ながら、
石焼き芋をほおばるカップル…
いいじゃないですか~、
石焼き芋が繋ぐ縁…
微笑ましい光景です♪
「石焼き芋屋さん」になるには…意外に簡単‼でも続けるのは。。
石焼き芋屋さんは、
トラックと焼き窯さえ揃えたら、
店舗も必要ないので、
かなり安い費用で始められる、
「安い資金でいい売り上げ」
という商売の基本のモデルらしいです。
それなら、私もやれそう!って
思いましたが、
なかなか、そう簡単には
続かないというのが現状…
最近は、スーパーやコンビニで
焼き芋を始めて、
大人気になってしまったので、
石焼き芋屋さんで
わざわざ買わなくなってしまった…
そして、道がわからない場所で回ると、
一方通行などわからなくて、
警察に呼び止められたり、
回り続けるガソリン代、
温め続けるガス代…
売れなければ、
骨折り損のくたびれ儲け。
商売…「商い(あきない)」と申しますが、
それでも飽きずに
続けられる覚悟があるか…ですね。
私は買いに行くか、
自宅で作るのががいいな
という結論に達しました。
まとめ
石焼き芋屋さんは、
本当に石で焼いていました!
石から出る遠赤外線で、
低温で1時間以上かけて
じっくり焼くから、
甘みも増して、一味違う美味しさなんです。
石も、遠赤外線が良く出る
「火成岩」がおススメ!
お芋も、ピンからキリまで
あるんですね。
自宅でやるなら、
鉄鍋や土鍋が向いています。
自宅でも焼き芋は、
時間はかかりますが、
おいしい焼き芋が
できますよ!
ぜひ、お試しくださいね!