いつもりんごの時期になると
頂くリンゴたち。
最初のうちは頑張って食べるけど、
食べなくて残っているってこと
ありますよね。
そのうちに腐らせちゃう。
というもったいない
こともあります・・・
りんごにも、賞味期限って、
あるんでしょうか?
りんごの日持ちに関して
ご説明をしますね!
正しく保存して、
長期保存の方法なども
伝授します。
是非ご覧くださいね!!
ポイントはたった2つ♪ りんごの賞味期限の目安と保存方法
1年じゅう、購入できる果物
っていうイメージの強い
りんご♪
りんごが、どれくらい
もつかは、
◎熟成度合い
◎エチレンガスの発生
で決まります。
その変化は、
保存方法の良し悪しで、
ずいぶん変わってきます。
ズバリ、
りんごの、日持ちする
目安を、最初に大公開♪
*常温=1ヶ月くらい
*冷蔵=2ヶ月くらい
*冷凍=1ヶ月くらい
冷蔵より、
冷凍保存の方が、
日持ちが短いです。
それは・・・
冷凍すると、
りんごの風味が
徐々におちて、
食感がシャーベットみたいに
なってしまうから。
りんごを長持ちさせたいなら、
断然「冷蔵」がおススメ☆
子どものころから、
「りんごは、
果物の熟れるのを
早めてしまうから、
一緒に置いたらダメだ」
と教わってきました。
その理由が明らかに
なりました。
りんごは、
「エチレンガス」という、
植物ホルモンを、
放出しているからなんです。

「エチレンガス」を吸うと、
野菜や果物は、
早く傷んでしまいます…
なので、
冷蔵庫で保存するときは、
「エチレンガス」が、
冷蔵庫内に広がらないように、
りんごをひとつひとつ、
新聞紙でくるんでから、
袋で包んで密閉保存しましょう。
また、気温の低い時期に、
段ボールの中で保存する時も、
りんご同士、「エチレン」のく
影響を与え合わないように、
新聞紙でくるんでから、
ポリ袋に入れて保存すると、
長持ちUPします。
しかし、
その「レシチン」の力を
上手に使った裏技が
あるんです!
◎「レシチン」の熟成を早める
パワーをお借りして・・
酸っぱくて固いキウイを、
早く甘くするのに、
一緒に置いたりします。
◎ケーキを冷蔵保存する時、
りんごといっしょに、
箱に入れると・・・
リンゴがお助け
翌日まで、
ケーキはしっと~り。
そしてこれは、
裏技中の裏技!
◎ジャガイモとりんごを、
一緒に置いておくと・・・
「レシチン」が、
ジャガイモの発芽を
抑えてくれます。
ジャガイモは、
発芽すると、
「ソラニン」という、
毒性物質が出るので、
身体に良くないのです。
ちなみに・・・
《りんご以外に、
エチレンが出るもの》
メロン、桃、
アボカド、ブロッリー
《エチレンガスに
特に弱いもの》
柿、キウイ、
未熟なトマト、
キュウリ、さやいんげん、
パセリ、ブロッコリー
ブロッコリーって
おもしろいですね~
レシチンが出るモノなのに、
レシチンに弱いんですね。
これも、冷蔵保存時には、
ひと房ずつ、包まなくちゃ。
知っとくと得♪腐ったりんごの見分け方
傷み始めた目安は、
すが通って、
食感がぱさぱさになり、
重みも軽くなります。
このくらいでは、
水分が少し抜けただけなので、
まだ食べられます。
すりおろして、
お料理に入れたり、
焼いたり煮たりすると、
甘みが増して、
おいしく、そして、
長くいただけます。
もっと放っておくと、
皮がしわしわに
なってきて、
指で押すと、
柔らかくなってきます。
しまいには、
柄のところから、
泡がブクブク吹きだします。
こうなる前に、
食べ終わりたいですね。
食品ロスが、
これからの人類の、
大きな課題の一つに
なってきています。
昨年、台風のために
収穫前に落ちてしまった、
岩手県花巻市のりんごを、
「ロスゼロ」代表の方が、
購入した・・・など、
日本でも、
「食品ロス」への対策が、
広がっています。
「ロスゼロ」では、
コロナで、
食品関連事業者が、
経済的な打撃を受けて、
人々が、
外出自粛によって、
自宅で過ごす時間が
増えるなか、
「もったいないものを、
出来る限り減らして、
消費したい」
「廃棄されるものを、
買って、
助けたい」と、
思っている人の存在に、
注目して、
造り手と食べ手の間をつなぐ、
役割を担ってきました。
ならば私も、
自然からいただいた、
恵みを、余すところなく、
いただく・・・
食べきりレシピ♪
ご紹介します。
たくさんリンゴが届いたら・・・
まず、いったん、
ぜ~んぶ、段ボール箱から、
出して、熟れ具合を見ます。
*傷み始めてそうなモノ*
~りんご寒天~
(材料)プリン型6~7個
りんご中1こ
粉寒天4g(小さじ2杯)
水380㏄(カップ2杯弱)
砂糖50g(大さじ3.5杯)
(作り方)
①鍋に、
粉寒天とお水を入れ、
よく煮溶かします。
②そこへ砂糖も入れ、
よく煮溶かします。
③いったん、火から下ろして、
リンゴをすりおろし
入れます。
④なべ底に氷水をあてて
冷やしながら、
ゴムベラで、
トロリとなるまで
混ぜます。
⑤それを、
プリン型に流し入れて、
冷蔵庫で固めます。
*うちみがあるモノ*
一口大に切って、
りんごと同量の砂糖で、
とろ火でゆっくり煮るだけ。
熱湯煮沸した保存瓶で、
冷蔵保存で3~4日、
冷凍保存すれば、
1か月はもちますよ。
このままでも、
おいしいですし、
アツアツを
アイスにかけたり、
カレーの隠し味にしたり、
サツマイモの角切りと、
一緒に煮込んでもまた、
違った味わいになります。
りんごの新事実⁉食べてはいけない種、食べられる芯
あなたは、お母さんから、
「りんごの芯は食べちゃだめよ」
と、言われたこと
ありませんか?
その理由は、種にあったんです。
りんごの種には、
青酸配糖体の
「アミグダリン」が、
含まれているんです。
これは、
腸内で、シアン化物という、
毒性の強いモノに変わります。
でも、
りんご1個分の種くらいでは、
少し気分が悪くなる程度・・・
ほとんど、体調に
変化がないことが
多いです。
《りんご以外に、
アミグダリンが含まれるモノ》
桃・アンズ・さくらんぼ・びわ・
アーモンド、梅・・・など
しかし、
アーモンドでも、
体調に悪影響を及ぼすほどの、
アミグダリンは含まれていません。
種を食べちゃいけないから、
りんごは、芯の部分を残して、
食べるのが普通なんですよね。
しかし・・・
芯自体は、
なんら問題なく、
食べられることを、
知りました!
How to Eat an Apple Like a Boss
https://www.youtube.com/watch?v=vdCGnuccRv0&hd=1
こちらの動画を見た、
ジェイムスさんという方が、
自分も実際に、
芯まで食べてみて、
研究までしたんです。
調べた結果は、
種には、毒性がありますが、
芯には全くないということ。
世界中の人が、
1ポンド(約453g)当たり、
1.3ドル(約¥135)の
りんごを、1日1個食べて、
毎回、芯を捨ててしまうと・・・
年間、
1人当たり42ドル(約¥4370)
全世界では、
約132億ドル(約¥1兆3732億)を、
無駄に捨てている、
ということになるのです。
そう考えてみると、
どうでしょうか?
桃やさくらんぼみたいに、
種だけ残して、
あとは食べきる・・・
りんごは、
捨てるところのない、
果物だったんですね~
迷惑と思わないで、りんごをかしこく保存して食べきろう
子どものころから、
食べ慣れてきたりんご♪
しかし今回、
その奥深さに、
改めて学ばされました。
熟成を早める「レシチン」
種に含まれる、
毒性のある「アミグダリン」
今回は、いろんな、
りんごに含まれる
カタカナの物質が
出てきましたね。
「レシチン」を
迷惑がらず、
「アミグダリン」
を怖がらず、
できるだけ食べきるよう、
工夫してみましょう。