衣替え季語 季節はいつ? 夏?秋?俳句の季語の重要性とは?

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衣替えって、
春と秋にするもんだと
思っていませんか?

しかし、俳句の世界では、
“衣替え”を季語として
使う時、

ちょっと違う季節を
表すんです!

ではいつの季節を表すのか
ご説明しますね^^

 

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”衣替え“季語ではいつをあらわす?

結論。

衣替えはの季語です。

娘はけっこう好きで、
「衣替えっていつの季語?」
と試しに聞いてみると・・・

「なつ」

同じ日本でも、
地域によって、
衣替えの時期は
違いますね。

まあ、よく考れば、
当たり前ですね。

それが、
今の新暦と旧暦では、
さらに変わりますね!

そもそも、
“衣替え”の始まりは、
平安時代。

平安時代では、
由緒ある宮中行事でした⁉

当時は、
婦人の持つ扇まで、
夏と冬では
替えられていたんですよ。

風流ですよね。
今の衣替えとは、
ちと、趣が違う気が
しますね。

現在、6月1日が、衣替え。
学校などでは、
冬服から夏服にかわります。

もう5月頃の日差しは、
そうとうの暑さになりますが、

学校での決まりだから、
我慢して厚手で黒い制服で
通っていましたよ。

服の温度調節機能
という点では、
非合理な習慣だな~
と思いますが・・・

季節や気温で
服を決めるのではなく、
日にちで決めるという
校則は、

自然の摂理より、
受け継がれた規則を
守る姿勢・・・

合理よりも
形式を重んじる
「伝統」というモノなのか?

そう思ったら、
捨てがたい!

「伝統」としての
「更衣」は
社会的な気分一新‼
の意味合いが
あったのでしょう。

春と夏と
手さへ行きかふ
更衣

この、上島鬼貫の
俳句には、
そんな
軽やかさが、
感じられます。

厳密に決められたのは、
明治のころ

当時は、
新暦が採用されたばかりで、
今の国家公務員にあたる
人たちの制服がさだめられ、

夏服と冬服の衣替えの時期も、
夏服が6月1日から9月30日、
冬服が10月1日から5月31日と
定められました。

これがだんだん、
学生服にも浸透して行って、
さらに一般の人たちにも
定着していったのです。

そもそも俳句の季語とは?

そもそも、
季語って
どういう
ものなんでしょう?

季語とは、
その句が
どの時候を
表現しているのかを
あらわす言葉です。

新年・春・夏・秋・冬を
象徴するようなことばが
使われてきました。

日本人は、
『桜』と言われれば、

3月終わりから
新学期初めの頃の、

さわやかな、淡い
あたたかな空気を、
イメージするでしょう。

これが季語の持つ力‼

「季語」の果たす力は、
連想、象徴、比喩などの
役割や文化的背景などを

深く学ばないと、
俳句を本当に理解し、
味わうことは
なかなか難しそうです。

「一句を生かすも殺すも季語次第」

日本では、
季語の重要性が
強調されてきましたが、

私には、いまひとつ
ピンとこないです・・・

「季語」は、

美しい自然の
移り変わりが、

1年を通して、
豊かな日本で、

それを見て
”美しい”と感じる
感性の細やかさが
生み出した集大成‼

それを、
相手に送る便りにも書き、
季節の移り変わりを、
いっしょに感じ取る
風情がある習わしが、

伝統として未だに、
使われてきました。

それは、
手紙などで、
頭に用いる季節の挨拶
「時候の挨拶」

季語とは、
区別されています。

しかし、日本人って、
本当にロマンチスト♪

衣替えをしながら、
この風情を、
面倒くさがらずに、

親子で楽しもうじゃ
ありませんか?

 

あまりそとに出られない時期は♪俳句や詩で遊ぼう‼

「伝統」といえば、
俳句の世界も、
受け継がれてきた
日本文化の
伝統ですね。

俳句は、
五・七・五の
十七音で表現する詩。

型が決まっていて、
季語が入っている
という事を

”有季定型”
と言って、

有季定型になっていれば、
俳句である・・・

この有季定型の
「伝統を頑なに守る」
という精神。

教育の中で、
脈々と若い世代へ
伝授して
くださっています。

学生時代,
句が苦手だった私も、
いま・・・
受け継がれた娘と、
俳句ごっこを
楽しんでいます♪

顔を合わせると
喧嘩になってしまうけど、

俳句だと本音を
書けちゃうんですよね。

私の場合・・・
季語などは無視なので、
川柳にあたるようですが、
その辺も気にせず・・・

娘が詠んでくれた句に、
お返事を書いたり、

こちらが伝えたいことを
書くっていう感じ♪

”陽かたむき、
肌寒きかぜ
洗濯物”

これを娘に詠ませて、
暇なら洗濯物を
そろそろ入れて~‼
とメッセージを送ってます。

ただ、
伝わってるのか否か・・・

娘は吟行に
行っちゃいました。

吟行とは、
俳句を作る為に
名所や野外などに出かけること!

さて、
話を変えて・・・

私のアメリカの友人も、
いま、休校の為の
家庭学習で、

“A five senses poem”
というものに
チャレンジしています♪

Five Sensesとは、
sight(視覚)
hearing(聴覚)
smell(嗅覚)
taste(味覚)
touch(触覚)
の5つの感覚のこと。

「a five senses poem」は、
「五感の詩」

~楽しみ方~

1.全員共通のテーマを
(例えば「食べ物」)
決める

2.全員共通のテーマの中から、
おのおの、1つだけ
詩にするモノを選ぶ
(例えば:りんご)
周りには言わないように!

3.いよいよ五感の詩をつくる
紙に、
詩の最初の部分、
I see
I hear
I smell
I feel
I taste
を書いて配り、

その続きを、
自分で考えて
詩を完成させます。

4.詩ができたら、
読んで、
みんなに聞いてもらいます。

5.聞いたみんなで、
何について
書かれた詩なのか
当てます

6.当たったら、
1番下に書く

7.最後にその物の
絵を描く

アメリカにも、
こんな伝統的な
遊びがあるんですね~

今度、
我が家でも
やってみよう!

 

まとめ

季語の「衣替え」
調べるうちに、

日本の昔ながらの、
情緒あふれる暮らしの
その流れの上に、

自分たちの生活も
あるんだなぁと
感じ入りました。

平安時代の人たちは、
2020年の日本人が、
ウイルスで苦しむなんて、
想像もしなかったでしょうが、

私たちは、その暮らしから、

平安の頃から、
もっと以前から、

私たち日本人は、
血を受け継いで
きたのだ!
と感じられます。

それを感じながら、
これからも俳句を、
子どもと一緒に
やろうと思います。