SNSやメディアでも
注目されている
オキシクリーン。
オキシクリーンは
酸素系漂白剤で、
環境にも肌にも優しいので
扱いやすい洗剤です。
洗濯や掃除といった
幅広い場面で
利用できるのも
人気のポイントです。
そんなオキシクリーンの
効果的な使い方をご案内します!
風呂場などのカビや
水垢にも効くのでしょうか?
オキシクリーンは衣類の黒カビにも効く?殺菌効果はある?
オキシクリーンは
漂白剤なので主に洗濯で
使っている人が
多いのではないでしょうか。
過炭酸ナトリウムが
主成分となっており、
水に溶けると
アルカリ性になる性質があります。
アルカリ性の性質を持つ洗剤は、
たんぱく質の分解が得意なので、
衣類についた頑固な
皮脂汚れなどに効果的です。
我が家でも衣類を
漬けおきしたり、
汚れがひどい部分に
ペースト状にした
オキシクリーンを塗って
ブラシで擦ったりと
さまざまな用途で
使っています。
日本製のオキシクリーンには
香料が入っていないため、
衣類に変な臭いがついたり
しないことも
使い勝手がいいです。
オキシクリーンの
主成分である
過炭酸ナトリウムと
いうものは、
殺菌作用に特化しています。
過炭酸ナトリウムが
分解することで
活性酸素を発生させ、
バクテリアやウイルスの
細胞を攻撃して
消す作用があります。
この活性酸素を
発生させるために
40度以上のお湯に
オキシクリーンを
溶かすことで、
より効果を示します。
オキシクリーンを
溶かすお湯の温度が
低ければ低いほど効果が薄れます。
活性酸素は短時間で
発生するので、
衣類の殺菌をしたいときは
40度以上のお湯で
20分程度 オキシ漬けする
といいですよ!
オキシクリーンは
そもそも漂白剤なので
黒カビにも効果的です。
「カビには塩素系漂白剤が効果的」
と思われるかも
しれませんが、
頑固な黒カビでなければ
酸素系漂白剤でも
充分に効き目があります。
酸素系漂白剤は
天然由来の成分なので
子供や皮膚の弱い人、
ペットなどがいても
安心して使えます。
衣類に
黒カビが発生した場合、
40度以上のお湯に
オキシクリーンを溶かして
20分ほど漬けおきします。
いわゆるオキシ漬けです。
このとき60度以上の
お湯にしてしまうと
衣類を傷めてしまうので、
「より高い効果がほしい!」
と思ってもお湯の温度を
上げすぎないように
注意してください。
漬けおきが完了したら、
柔らかいスポンジや
タオルなどで
黒カビ部分を擦って、
あとは水で流しましょう。
特に湿ったタオルは
ランドリーボックスに
入れていると
いつの間にか黒カビが…。
黒カビはどこに
発生してもなかなか
落としづらく厄介ですね。
我が家では
半年に1度程度、
バスタオルは
オキシクリーンで
漬けおきしています。
黒カビなのか
皮脂汚れなのか、
はたまたそれ以外かは
わかりませんが、
バスタオルはどうしても
色がくすんできてしまいます。
そういったときに
オキシクリーンで
漬けおきすると
洗ったあとでも水が濁り、
改めて洗うと
驚きの白さに復活します。
オキシクリーン水垢は落ちない!お風呂の鏡にはつかえないよ!
オキシクリーンは
洗濯だけではなく、
掃除にもさまざまな
場面で活躍します。
浴室や玄関、ベランダ、
キッチン、部屋、洗濯槽など、
どこにでも使えるのが
オキシクリーンが
注目される理由のひとつです。
特に我が家では
浴室を丸ごと
漬けおきするときに
オキシクリーンを使います。
湯舟に60度のお湯を
並々と注ぎ、
オキシクリーンを溶かします。
そこにシャワーヘッドや
椅子、桶、取り外しができる
浴室の棚などを
全て入れて数時間放置。
お湯が冷えたら
取り出してスポンジで
軽く擦りながら
流水で洗います。
ついでにエアコンフィルターや
空気清浄機のフィルター
なども入れる
ときもあります。
そんな浴室を
丸ごときれいに
できてしまう
オキシクリーンですが、
実は苦手な汚れも…。
水が蒸発すると
ミネラルだけが
さまざまなところに付着し、
さらに乾燥することで
水垢になってしまいます。
そういった水垢汚れには
効果がありません。
鏡の水垢汚れは
非常によく気になる…。
しかしなかなか
頑固なため落とすのが
難しいですね。
そこで「オキシクリーンを
使えれば…」と思いますが
効果は薄いでしょう。
というのも水垢は
アルカリ性の性質を
持つ汚れのため、
酸性の洗剤などを
使う必要があります。
例えばクエン酸や酢ですね。
垢は垢でも、
皮脂や油を含んだ水が
蒸発する際に発生する
湯垢に対しては効果的です。
これらの垢は
たんぱく質を含む
アルカリ性の汚れですね。
しかし洗浄力自体は
あるので、
鏡につくなかでも
軽い水垢などでしたら、
お湯で溶かした
オキシクリーンに
ガーゼを浸し、
そのガーゼで鏡を
覆って1時間ほど放置。
そのあとに擦ると
鏡の水垢が落ちる
場合もあります。
まとめ
「洗剤と汚れが同じ性質を持つときは効果が少ない」と覚えておきましょう。
どこを掃除するにも多くの場合、アルカリ性の汚れと酸性の汚れは両方とも存在しています。
「一気に掃除をしたい!」と思ってアルカリ性の洗剤と酸性の洗剤、両方を同時に使うのは危険ですので注意が必要です。
またオキシクリーンは温度が高いお湯に溶かせばより効果を発揮してくれるので、掃除したい場所や汚れの度合いによって温度を変えて使うこともポイントのひとつです。
浴室やキッチンなどの頑固な汚れがひどい場所には60度程度の熱いお湯で漬けると一気に汚れがきれいになりますよ!