夫婦でいつか、
自分たちのお店を
持ちたいね~って
前々から話していて、
物件探しが休みの定番!
なかなか、いい場所は
空かないねぇなんて、
のん気な事言ってたんです…
はなから無理と決め込んで。
それが、急に探し求めていた
物件があらわれた!
さて!どうする?
ここから、何したらいいの?
飲食店を開店させるまでに、やっておく準備って?
最近は、ブームに乗って、
カフェやカレー屋さんが、
できてはつぶれ、
できてはつぶれています。
私たちは6~7年前、
店を閉めた経験があり、
自営がいかに大変か
身に染みているので、
そんな簡単には
再開業する気は
ありませんでした。
しかし、思わず希望通りの
物件が先に見つかってしまい、
とたんに、準備について
本格的に調べ始めたんです。
契約前に、
自分たちの状況を把握し、
可か不可か決めるために。
最初の店を閉めるとき、
私たちは既に
「次はカレー屋さん!」
と決めていました。
カレーはもともと
インド料理ですが、
今や国民食‼
最初の店でも
人気メニューでした。
人気メニューなだけに、
ライバル店が多い!
まずは、カレーや
スパイスの研究をして、
ここにしかない味造りに、
この数年かけて
やってきました。
いよいよ、
自信をもって
提供できる味を
見つけられて、
今働いているお店で出して、
少しずつ手ごたえを
感じ始めた矢先の、
物件との出会いでした。
なので、あと、
足りない準備は「お金」ですね!
これまでも少しずつは
貯めてきましたが、
とても開業資金に
なるほどはたまっていません。
足りない分は
借りないといけませんが、
危ないところからは
借りたくないですね。
そこで、前の店を
閉めるときに調べた
「国民生活金融公庫」は、
今は「日本政策金融公庫」に。
ここで融資を受けると、
安心です。
資金準備ができて初めて、
物件探してですが・・・
めぼしい地域の、
街の治安・人口・駅の
乗降者数・客層。
また、時間帯で、
いつごろに人通りが
多いのか?
など、自分が
ターゲットにしたい
お客さんがいるのか、
やりたい時間帯に
人通りが多いか、
よく調べます。
こでは私たち、
数年かけて、
念入りに検討してきました。
そしてやはり、
自分たちが住み慣れた
近所でやろう!
という気持ちに
行きつきました。
その中でも、
電車の線が2本入っていて、
駅の商店街の向きがよく、
人通りも近場では断トツで、
すぐそばに大きな学校や
病院があるところに
絞りました。
駅前商店街は、
だいたい大手が入っていて
なかなか空かないし、
いちばんに、
家賃もそれなりに高いんです。
半ば諦めが入っていましたね。
いよいよ物件を決めるとなると、
保証金などのほかに、
内装工事や設備にも
お金がかかってきます。
なるべく抑えて、
居ぬきを探していましたが、
希望の場所の物件は
スケルトン渡しでした。
内装工事屋さんは、
初めてのことだけに、
しっかりと時間をかけて
調べて探さないと、
高く取られたり、
公示後にトラブルがあったり。
また、厨房機器は
中古で探そうと
思っています。
あとは、お店周辺の物価や
相場を調べて、
カレーなどの値段設定を
していきます。
そしていよいよ宣伝をして、
開業です。
飲食店開業「資金調達」自己資金 安心して借りる所は?
資金に余裕がある
ということならいいのですが、
足りないといった場合、
借りなければいけなくなります。
そこで・・・1章でお話しした
「日本政策金融公庫」です。
ここは、生活支援・農林水産への
支援・中小企業への融資をして、
国民の生活の向上を
助けてくれる機関です。
生活支援では、
小さな店のサポートから、
子どもの教育資金の援助まで。
農林水産支援は、
農業・林業・漁業への
融資で、
安定した食品の
供給を支えたり、
担い手を育成して、
体制を強くする支援を
しています。
中小企業への支援では、
中小企業への融資で、
新しく始めたり
再生しようという
事業への支援、
経営の問題を解決する
サポートをしてくれます。
申し込みは、
郵送か支店へ
直接、申込書・事業計画書・
見積書など
必要書類を提出し、
1週間以内に、
担当の方と面談します。
〇開業しようと思った動機
〇具体的な返済できる
予定のスケジュール
〇お店の種類・出店場所の条件
〇売り上げと支出の予想計画
などを聞かれます。
その後、担当の方が
店舗予定地を下見し、
面談から2週間ほどで
結果が郵送で届きます。
融資の内容に了承なら、
契約書類に捺印して、
郵送で提出します。
手続き完了後、
金融機関口座へ
入金されます。
返済は基本的に、
月賦支払い(自動引き落とし)です。
私たちが希望している
「新創業融資制度」は、
担保や保証人は、
条件を満たせば
いらないです。
その条件、
気になりますよね?
〇新創業融資制度
新たに開業する方か、
開業してからまだ、
税務署への申告を
2期以上してない。
雇用を伴う開業。
現在の仕事と
同種の仕事を始める。
民間金融機関と
公庫のどちらかからも
融資を受けて開業する方。
などの一定の条件
貸付限度額3000万
・・・これに対して、
〇既に開業して
営業している方向け
開業後、税務署への
申告を2期以上している。
貸付限度額が4800万
というのもあります。
ただ、面談で通るかは
わからないので、
今のところは、
自分たちの持っている資金で
始めるつもりで
考えていこうと思っています。
日本政策金融公庫は、
自己資金が少なくても、
借りられることが
あるので、相談できますが、
大事なのは開業後の
運営と返済のバランス
ですよね?
開業したら、
何がおこるかわかりません。
スタートから
高額な借金で始めてしまうと、
急な出費や予想外の
赤字になったとき、
返済ができなく
なってしまいます。
飲食店スケルトン内装工事 業者の探し方!知らないと損!
まず「スケルトン渡し」って
なんだろう?
内装を全部こわして、
もともとの建物のみの状態
(床・壁・天井も、
配線・配管なども借りた時の状態)
に戻して渡すという意味です。
だから、次に借りる人が、
新しく内装を作れるのです。
その内装工事‼
知識が最低限ないと、
何百万もぼったくられて
しまうんです。
物件が見つかってからでは、
本当は遅かった
内装工事屋さん探し‼
工事を始めてもらうまでに、
〇問い合わせをする
〇工事の詳しい相談の予約をする
〇詳しい(理想の内装と実際の想定)相談をする
〇工事屋さんが出店予定地の調査に来る
〇工事屋さんからお返事をもらう
〇検討して承諾出来たら工事をお願いする
…こういう流れがあって、
結構時間がかかるんです。
しかも1社だけに
相談するんではなくて、
数件、同じ内容で
見積もりをお願いするんです。
その中から、一社に決めて
お問合せをします。
店の大きさ・業種・工事の
具体的な内容と予算で、
自分に合った内装屋さんを
探さないといけません。
そんなこと、未経験なので、
本当に戸惑いました。
〇内装の設計から
工事までやってくれるところ
〇工事のみやってくれるところ
〇設計だけやってくれるところ
があります。
私たちは全くの素人だから、
設計から工事まで
全部やってくれるところが
いいですね。
デザインのイメージが
かたまっていなくて、
予算もあまりない
という方向けです。
ただ、主人には自分なりの
内装イメージがあるので、
それが具体的に
自分たちで本格的に
設計までできれば、
工事のみやってくれる
ところの方が、
価格は抑えられます。
しかも、見つけた物件が
スケルトンにしては
綺麗な状態で、
部分的な内装で
良さそうなら、
こっちにしたい
ところですね。
その中でも、
それぞれの内装屋さんで
得意分野があります。
私たちの場合、
飲食店が得意!というお店を
探さないといけませんね。
それには、HPにのっている
施工実績を見るといいです。
ひとつでも気にいった
実績結果があれば、
問合せしてみる
価値はあると思います。
見積書は、
それぞれのお店で
提案内容が違うので、
金額に差があるのが普通です。
なので、全てのお店に、
見積書の内容を、
ひと項目ごとに
説明してもらいましょう。
そして、こちらの
提案から妥当なのか、
追加工事や費用がないか、
親切に丁寧な返答を
してくれるか、
その辺りを聞き取りましょう。
それも考慮に入れて、
お店を選びましょう。
そして、私たちのように
小さなお店をやろう!
と思っている方には
特に知ってもらいたいこと!
工事には、法律で受注できる
金額が決まっていて、
500万以下の内装工事は、
都道府県知事から
許可をもらわないといけない「
一般建設業許可」
が無くてもできるんです‼
小さなお店の内装が
得意という
内装屋さんの中には、
建設業許可を取らずに
営業している
お店もあります。
許可証がないところは
信用できないと、
安易に思い込まず、
実績と得意分野を
よくみて選びましょう。
まとめ
飲食店開業の準備には、
ちゃんと順序がありました。
まずは、資金面の確保、
次に物件探し、
よい物件が見つかったら、
内装工事の手配なので、
早い段階で、内装屋さんを
探しておくと
よかったです。
自分が、この商品から
自信をもって繁盛する!
と思える商品・経営プランを
立てられてから、
しっかりと先行きの
見通しを見据えて、
余裕を持った
開業をしたいものです。