最近は、ぬか漬けを、
冷蔵庫で作る方が、
増えていますね。
私も、ホーローの容器で、
ぬか漬けしていましたが、
冷蔵庫の中に入れると、
狭くて、ほかの食材が、
入らなくなるんですよね。
それで常温で漬けていたら、
夏場にダメにして…
あきらめてしまっていた頃、
ジップロックで簡単に
冷蔵庫でぬか漬けができる
と知りました。
ぬか漬けは敷居が高い
と思っているあなた、
1度ご覧ください♪
これで脱失敗!ぬか漬け簡単ジップロックの作り方
これまでの常識を
くつがえすって、
なかなか難しいですよね?
これまで、
タッパやホーロー容器
などで漬けては、
失敗してきましたが、
ぬか漬けも、
ジップロックを使えば、
簡単にできちゃうんです。
言われてみなければ、
やってみなければ、
気づきもしない…
しかし最高のアイデアです。
≪ぬか床 ジップロックでの
作り方≫
(材料)
ぬか 500g
粗塩80g
お酒 大さじ2
ぬるま湯 2カップ
唐辛子1本
こんぶ5㎝
①ぬかを炒ります。
目安は、こんがり
きつね色になるまで。
②ぬかが冷めてから、
ジップロックへ入れて、
粗塩を混ぜます。
水と粗塩をいっしょに、
沸かしても楽ですよ。
③まず、お酒大さじ1を
混ぜます。
④ぬるま湯を1カップ、
混ぜます。
⑤そこへまた、
お酒を残り全部と、
ぬるま湯の残りを、少しずつ、
混ぜていって、
「お味噌くらい」
の硬さを目安に、
ぬかとぬるま湯で
調整します。
⑥そこまでできたら、
唐辛子を輪切りにして、
混ぜます。
⑦昆布5cmを切って、入れます。
こんぶは、やわらかくなったら、
取り出します。(2~3週間後)
⑧ここで、ようやく、
捨て野菜を中へ埋めます。
⑨表面を平らにならして、
押して空気を抜きます。
だいたいジップロックの
3分の2くらいになってるのが
ベストです。
⑩しっかり空気を抜いて、
ジップを閉めて、
最初は、
常温で保管します。
⑪1日1~2回かき混ぜます。
⑫捨て漬け野菜は、
3日くらいで
取りかえます。
⑬2週間くらいかけて、
この作業を続けると、
ぬか床独特の香りが
してきます。
これがぬか床が、
うまくできてきたサイン♪
⑭ここからは、
あなたの好きな野菜を、
塩もみしてから
漬けていきます。
⑮朝晩、かき混ぜるのを
忘れずに、続けます。
乳酸菌の喜ぶ温度は、
20~25℃♪
冬はこのまま常温でも、
大丈夫ですが、
夏になったら、
冷蔵庫で保管すると、
楽ですよ♪
冷蔵庫保管なら、
1日2回混ぜなくてもOK。
2日に1回でも大丈夫です。
親切に、
ジップロックのぬか床を
作っている動画を、
あげてくださっている方が、
いらっしゃいます。
初心者の方、
わかりやすいので、
参考になさってください。
https://www.youtube.com/watch?v=Tepkxba3PUs
ぬか漬けジップロックは漬け時間は長め?
冷蔵庫で育てる、
ジップロックのぬか漬けなら、
かき混ぜ回数が激減して、
楽に続けられますね。
でも、その分、
漬ける時間は、
長くした方がいいのかな?
漬け時間の長さは、
容器の問題ではなく、
温度管理の方でした。
今回、ジップロックの
ぬか漬けは、冷蔵庫で保管を、
おススメしていますが、
冷蔵庫だと、漬かる時間は、
常温の2倍近くかかります。
漬ける野菜にもよりますが、
〇大根(おでんの大きさ)では、
常温で1日ですが、
冷蔵庫では2日目が
おいしく漬かってました。
〇人参(縦切り半分)も、
常温で1日、
冷蔵庫で2日。
〇きゅうり(まるごと)は、
常温だと1日もかからず、
冷蔵庫でまる1日くらいで
おいしくなってました。
でも…
注意しておいていただきたいのは、
温度管理によって、
漬かり方はスピードは、
変わってくるということ!
冷蔵庫でも、
夏、よくドアの開け閉めを
してしまうと、
もっと早く漬かることもありますし、
冬、冷蔵庫で漬けれいたら、
混ぜずに2日後…
ぬか床が凍っていたという
ことがありました。
ぬか床は、生き物です、
一概に、これが正解…
というモノがないのも、
魅力のひとつですね。
ジップロックでぬか漬けを作るメリットってなに?
ジップロックで、
ぬか漬けをすることの、
メリットはここ♪
♪省スペース
ジップロックは、
タッパやホーロー容器
のように、
場所を取らないので、
冷蔵庫内の、
ちょっとした隙間にも、
保存できます。
中身の量によって、
小さくできるので、
漬けていない間も、
場所を取りません。
♪かき混ぜが楽
捨て漬けの間は、
できればぬかの中に、
素手を入れて、
よ~く混ぜていただきたい
ですが、
ぬか床ができあがって、
本漬けに入ってからは、
袋ごともむこともOK
ですので、
手に臭いがうつるのが
嫌なあなたにもおススメ。
一人暮らしや、
少人数のご家族のあなたには、
始めやすいメリットですね。
ジップロックでぬか漬けを作るデメリット
では逆に、
ジップロックで漬けると、
ここが具合が悪い…
というデメリットも
あるのでしょうか?
残念ながら、
ありました…
・たくさん漬けられない
ジップロックのサイズにも
よりますが、
普段、使いやすい
ジップロックのサイズでは、
入る野菜の量が、
少なめになってしまいます。
・水漏れの心配
固い容器ではない分、
ちょっとしたところから、
ぬかの水分が漏れる
可能性があります。
特に、
袋ごとモミモミすれば、
破れやすくなり、
度々、交換しないと
いけなくなります。
Asahi KASEIは、
ジップロック®スタンディングバッグ
をおすすめしています♪

・便利だけど詰まるチャック
ジップロックは、
チャックがポリ袋についてる
のが画期的なんですが、
ぬか漬けで使うと、
私がずぼらだからでしょうか、
チャックに、どうしても
ぬかが詰まってしまって、
閉まらなくなるんです。
便利なモノでも、
どこかしら、
不便なところもあるのが、
にくめない、可愛らしい
ですよね…
ジップロックもホーロー容器も。
ジップロックを使った方が良いケース
それでもあえて、
ジップロックじゃなきゃ
ダメなんだ!
という場合もあります。
それは…
タンパク質のものを
漬ける場合。
お肉やお魚も、
ぬかに漬けると、
歯答えが丸くなったり、
風味がよくなったり、
おいしくしてくれるんです。
でも、野菜と一緒には、
漬けられません。
タンパク質は、腐敗すると、
アンモニア臭を発生させます。
私、旨みとして、
ぬか床に「おかか」を
入れたことがあったんです。
そのままにしていたら、
アンモニア臭がしてきて、
原因は「おかか」でした。
タンパク質のモノを
漬けるときは、
野菜とは別に、
ジップロックで、
漬けましょう。
そして、
使ったお肉や魚を
料理するという時は、
使ったぬかは捨てましょう。
ぬか漬けジップロックで作ると乳酸菌増えないってほんと?
ジップロックは、
空気に触れれば
腐ってしまう、
カビてしまう…
というモノを、
いかに空気に触れさせず、
密閉できるかを
追及してできた、
画期的な商品♪
ジップロックなら、
臭いをもらさないから、
冷蔵庫内が臭くない♪
ジップロックでぬか漬けすれば、
袋の上からモミモミするだけで、
かき混ぜはOK…
ということは、
ジップをロックしたままで、
*空気に触れない
*菌が入らない
という状況を作り出して
しまうということですね。
それは、つまり、
腐敗と、現象は同じである、
「発酵」をさせない
ということにもなるんです。
いくら酸素に弱い
乳酸菌といえど、
増えることすらできない…
なので、
ぬか床の作り始めは、
乳酸菌にいっぱい
増えてもらって、
活発に働いてもらいたいので、
♪常温で
♪素手で混ぜる
こうして空気を入れると、
ぬか床の中に住む、
・酸素の好きな酵母と、
・酸素の苦手な乳酸菌と、
・酸素が嫌いな酪酸菌が、
仲良くバランスをとって、
どれかが増えすぎたり、
元気になりすぎたり
しないように、
コントロールできるんです。
それが何より、
ぬか漬けをおいしくするコツです♪
ぬか漬け&冷蔵庫&ジップロックの注意点
ジップロックのデメリットでも
書きましたが、
ジップロックで漬けるのは、
少ないので、漬けにくい
ということがあります。
ちょっとの量しか漬けられないし、
量が少ない分、すぐに、
発酵が進みます。
冷蔵庫で保管しているから、
乳酸菌の活動を抑えられて、
そんなに混ぜなくても
大丈夫と思って、
混ぜるのをおこたっていると、
腐敗が進むことがあります。
それから、
袋状である以上、
箱状より弱いので、
よく気をつけておかないと、
穴が開いていたりして、
水が漏れて、ほかの食材に、
臭いや水分がついてしまう
ということも、要注意です。
ジップロックのぬか漬けも天地返しがポイント
ぬか床は、生き物です。
あなたが、ジップロックの中に
漬かっていると想像してください。
ジップをずーっと開けないで、
空気をシャットアウトされたままでは、
息苦しくて、とても
活発に働けませんよね?
ぬか床の中の、
乳酸菌たちも同じです♪
1日に1回、
冷蔵庫なら2回、
天地返ししてあげましょう。
小さなジップロックでは、
混ぜるのが難しい…
というあなた。
ジップロックを2枚用意して、
ぬか漬けを漬けている
ジップロックから、
空のジップロックへ、
ぬか床を移し替えてみて♪
これなら楽に混ぜられそう(^v^)
ジップロックの便利さと、
ぬか床の有難さの
2倍感じられる、
「ジップロックぬか床」
素敵なアイデア☆
ぜひお試しくださいね。